星と月のおしゃべり

久しぶりに、おばあちゃんを連れておじいちゃんのいる老人ホームに行くことになりました。

　「あとで　おじいちゃんの病院　行こうね」

　「ママも？」　

　「かいちゃんとママとおばあちゃんの３人で行くよ」

　「ママ　だいじょーぶなのぉ？」　

　「うん、ママがんばるよ」

　「ゆっくり　いこうねぇ」　


前回おじいちゃんに会ったのは２ヶ月くらい前。

それまでは「かいちゃーん、よく来たなぁー」と迎えてくれていたおじいちゃん。

今日は「この子はなんていう子だったかな？」と、かい☆の名前を忘れてしまっていました。

おじいちゃんの認知症はどんどん進行しているようです。

でもかい☆は気にせず終始ニコニコ笑いかけ、周りの雰囲気を明るくさせていました。


面会の後、足の不自由なおばあちゃんの手を引いて、二人で駐車場まで歩いていました。

家ではしょっちゅう、

　「パパ　あし　だいじょーぶぅ？」　

とギプスをしているパパに声をかけています。


ママ、おじいちゃん、おばあちゃん、パパ･･･。

誰に対しても労わる気持ちをしっかりもっていることが、かい☆の行動から伝わってきます。

親が子に願うことの第１位「優しい子に育ってほしい」が叶えらえて、親としてこんなに幸せなことはありません。