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テレビで「泣きながら生きて」というドキュメンタリーを放送していました。
中国人の父、母、娘の3人家族が、離れ離れになりながらも強い絆のもとに逞しく生きていく姿を追ったものです。 お父さんは娘を大学に行かせるため、一人日本で働き仕送りをしていました。 人生の全ての時間を、娘と、その次の世代へ繋げるためだけに費やして・・・。 娘は見事ニューヨーク州立大学の医学部に合格し、北京に住む母とも離れて一人ニューヨークに旅立つことになりました。 そのニューヨークに向かう途中、父と娘は8年ぶりに再会します。 娘が小学4年生のときに日本に来て、ビザの更新が認められずに不法就労者となってしまい、一度も帰国できなかったのです。 久しぶりに会う父と娘は、多くの言葉を交わさなくとも気持ちは完全に通じ合っていて、お互いが相手に対して深い愛情と感謝の気持ちを持っていることに感動しました。 かい☆には医者になってもらいたいと常々言っているパパは、いろいろと思うところがあったようです。 「子どもと離れ離れになるのは辛いなぁ・・・」 「かい☆がニューヨークの大学行くなんて言ったらやだよなぁ・・・」 それを横で聞いていたかい☆が、 「かいちゃん にゅーよーく いきたい」 と言いました。 ニューヨークなんて、聞いたこともないくせに・・・。 「じゃあ パパもついてくよ」 「だったら ママも行くよ」 「パパとママ がんばれ がんばれーって 言ってね」 「分かった かいちゃんがんばれーって応援するね」 テレビの方は全然向かずにブロックで遊んでいたのに、聞こえてくるナレーションやパパとママの会話からだいたいの内容を把握していたみたいです。 「かいちゃん おいしゃさんになるの」 「え? かいちゃん、お医者さんになるの?」 「うん ゆうくん なおしてあげるの」 「どうして?」 「だってゆうくん なかよしだもん」 お友達のゆうくんは確かによく病院には行くけれど、別に大きな病気や障害を持っているわけではありません。 でも、“誰かを治すために医者になりたい”って自分で考えたことには驚きました。 今までパパにお医者さんになれよ、と言われても 「かいちゃん しょーぼーしさんになるの!」 としか言わなかったのに、いつの間にか洗脳(?)されていたようです。 かい☆の将来、どうなるかは全然分からないし親が決め付けるつもりもないけれど、自分が生き生きと輝けて、周りの人も幸せにできるような仕事に就いてくれたら、こんな嬉しいことはありません。 そのためにサポート出来ることはどんなことでもしたいし、それを親は犠牲とは感じないんだなぁと、番組を見てつくづく思ったのでした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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