星と月のおしゃべり

パパの車では最近、かい☆が助手席でママが後ろの席です。

　「パパがー　うんてんしゅさんでー　かいちゃんがー　くるまがこないか　みてるひとでー

　ママがー　おきゃくさん！」

　「はいはい、タクシー　よろしくお願いしまーす！」

そんな感じで出発です。


後ろから、前席の二人の会話を聞いています。

　「こーそくどーろ　のるの？」

　「乗るよ」

　「ここ　こーそくどーろ？」

　「自動車専用道路だよ」

　「こーそくどーろは　しんごうがないんだよねー」

　「自動車専用道路も信号はないよ」

　「じどーしゃせんよーどーろは　こーそくどうろ？」

　「自動車専用道路は高速で走っちゃいけないんだよ」


　「ここ　りょーきんじょ？」

　「そう　パパの車は自動で料金を払うようになってるから止まらなくていいんだけどな」

　「あ、かってに　あいたよー」

　「さあ　ここから高速道路だ」


　「もう　こーそくどーろ　おりた？」

　「うん　今降りたよ」

　「ここ　ふつーのどーろ？」

　「そうだよ」

　「ふつーのどーろは　しんごうがあるんだよね」

　「そうだよ」

　「しんごう　ないよー」

　「もうすぐあるよ」


　「ふみきり？」

　「そうだよ」

　「ふみきりがあったらー　くるまはとまらなくちゃ　いけないんだよね」

　「そうだよ」

　「でんしゃきたらー　でんしゃがとおるまで　まってるんだよね」

　「そうだよ」

　「ライトニングマックイーンは　まってなかったねぇ」

　「そうか･･･」

　　注）カーズの映画の中で、レースカーのマックイーンが線路を横切って電車とぶつかりそうになる
　　　　シーンがあります。


　「ここ　ちゅーしゃじょー？」

　「そうだよ」

　「あいてる？」

　「今　探してるよ」

　「あったぁ？」

　「空いてたよ」


とにかく、車に乗ってる間中ずーっとしゃべり続けているかい☆と、それに応えるパパ。

「高速」も「自動」も「料金」も、ママだったら分かりやすい言葉に言い換えるけど、パパはお構いなし。

それでも会話はどんどん続いて、ママの入り込む余地はありません。

こんな男同士の会話が、かい☆は嬉しいんだろうなぁ。。。