星と月のおしゃべり

保育園のあと、お花見に高台の公園へ行きました。

芝生の広場に桜の樹が点々とあって、犬をノーリードで散歩させてる人がいっぱい。

のどかな風景です。

お寺の近くだからか、鳩もたくさんいました。

　「ママー、ハトつかまえに　いこー」

かい☆は鳩を追いかけてはしゃいでいます。

全力で走りまわる姿を“なんて無邪気で可愛いんだろう･･･”と、ほほ笑ましく見ていました。

ところが･･･。

　「ママー、ハト　つかまえれない」

　「鳩さん　飛んでっちゃうから捕まえられないね」

　「かいちゃん　またハトたべたいなぁ～」

　「へっ？　かいちゃん　鳩なんて食べてないでしょ」

　「たべたよ」

　「いつ？」

　「ママのおともだちが　かってきてくれた」

おととい、家に遊びに来てくれたＹちゃんが、名古屋名物の手羽先をお土産に持ってきてくれたのです。

かい☆はやけに気に入って、

　「Ｙちゃん、またこれ　かってきてね」

と、Ｙちゃんにリクエストしていました。


　「ああ、手羽先ね　あれはニワトリさんだよ」

　「･･･ていうか　かいちゃん、鳩食べたいから追いかけてたの？」

　「うん　そうだよ」

　「ええーっ！」

可愛いって思ったの、撤回！


つづき･･･。

　「Ｙちゃん　にわとり　つかまえたんだね」

　「いや、Ｙちゃんが捕まえたわけじゃなくて、お店で買ってきてくれたんだよ」

　「じゃあ　おみせやさんのひとが　つかまえたんだね」

　「いや、お店屋さんの人じゃなくて･･･」

３歳児に社会のしくみを説明するのは難しいです。