テーマ:ペットの病気。。。(1101)
カテゴリ:かぞく・ペット
我が家には9匹の猫がいます。 昔住んでいたマンションの庭に、人懐っこい母猫と子猫が遊びにくるようになりました。 とても可愛かったのですが、ペット禁止のマンションでしかも大家さんが上に住んでいたので飼うわけにもいかず、たまにおやつをやる程度でした。 母猫をそのまま「かあちゃん」、小さな子猫を「ちびすけ」と呼んでいました。 ところがある日、その母猫が庭で5匹の子猫を産んだのです。 ダンボールの箱だけ用意してしばらくは様子を見ていましたが、寒くなってくるとみんな網戸に張り付いて「いれろ~、いれろ~」と合唱するので仕方なく部屋に入れたのが運のつき。 その後、また5匹の子猫が生まれたり、もらってもらったり、拾ってきたり、亡くなったり・・・、そんなこんなで今の9匹が残っています。 最初に「かあちゃん」と「ちびすけ」に出会ったのは、もう11年前。 その間ずっと、母猫の呼び名は「かあちゃん」、すっかりデカくなった雄猫も「ちびすけ」のままです。 推定13才のかあちゃんは数年前に猫エイズにかかっていることが分かり、年中よだれや鼻水で顔の周りが汚れています。 ある日、かい☆に聞かれました。 「これ なんていうねこちゃん?」 「かあちゃん猫だよ」 「かあちゃんねこは かあちゃんねこっていう なまえなの?」 「うん 猫のお母さんだから かあちゃん猫って 言うんだよ」 「ふうん・・・」 我が家ではリビングに猫を入れないようにしています。 ドアが開いた隙に入ってくると、「はい、さよなら~」と追い出すのが決まりです。 でもその時は、かあちゃんに動物病院でもらってきた粉薬を与えたかったのでリビングに入れてやりました。 「かあちゃんねこ はいったら だめ~」 「かあちゃん猫はいいんだよ お薬のむんだから」 「どうして おくすり のむの?」 「かあちゃん猫 ちょっと調子悪いんだよ」 それ以来、かい☆のかあちゃんに対する態度が変わりました。 それまではからかってばかりで、あまり優しくなかったのですが、 「かあちゃんねこ どこにいるのぉ?」 「かあちゃんねこ おいでー」 「かあちゃんねこ だっこしたーい」 と妙にかまうし、ママがリビングに入ってきたかあちゃんを追い出そうとすると、 「かあちゃんねこは いいでしょ!」 「かあちゃんねこに ごはんあげて!」 と味方します。 「どうしてかいちゃんは かあちゃん猫にだけ優しいの?」 と聞いてみると、 「だって かあちゃんねこ ちょうしわるいもん」 と答えました。 おばあちゃんちで、初めて会ったヘルパーさんにさえ、いきなり 「かあちゃんねこ ちょうしわるいの・・・」 と言ったりして、聞いてる方は何のことやら。 それくらい、いつも気にかけているのです。 他の猫たちに比べると、汚くて臭くて痩せこけて毛もバサバサだけど、そんなことは全く気にしていません。 今年の1月にきいちゃんが亡くなって、病気がひどくなると死んで会えなくなってしまうということも理解したのでしょう。 元気な猫たちには脅かしたりしてちょっと意地悪だけど、弱い猫にはちゃんと労わる気持ちを持てるようです。 かあちゃんが一日でも長く生きてくれますように・・・。 猫エイズと白血病に侵されてもがんばって生きてる猫の物語。勇気をもらえます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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