テーマ:子供の一言(495)
カテゴリ:Stella・Luna
ある日のこと、外食中にLunaがスプーンを放り投げました。 「Luna~! そんなことしていいと思ってるのか~!!」 ちょっと機嫌が悪かったパパが、ドスの利いた声で叱りました。 びっくりしたLunaは、じーっと黙って固まっています。 パパもLunaをじーっと睨んでいます。 それを見ていたStellaが、 「ねぇ、パパぁ」 と、恐る恐る話しかけました。 「なんだ?」 「Luna、まだ赤ちゃんなんだから ゆるしてあげて」 ぷぷっ。 パパったら、言われてやんの。 「だめだ! 赤ちゃんだって やっていいことと悪いことがある!」 あくまでも機嫌が悪いパパと、心配そうにLunaを見つめるStella。 妹思いの優しいお兄ちゃんになってくれたなぁ、ってちょっぴり感動しました。 そんなStellaでも、Lunaが「おりこうさんだね~」って褒められるのは悔しいらしく、 「ねぇねぇ、StellaとLunaと どっちがおりこう?」 とよく聞いてきます。 Lunaの真似をして、丸めた紙オムツをゴミ箱に捨ててパチパチと手をたたきながら、 「Stella おりこう?」 と聞くので、 「あのねぇ、Lunaができるのはすごいけど、Stellaは出来て当たり前なんだよ」 冷たく言い放つと、Stellaは不満そう。 Lunaはまだ赤ちゃんなんだから…って言ったくせに、完全に張り合ってます。 別の日、家で食事をしていると、食べるのに飽きてきたLunaがご飯をまき散らしたりテーブルの上に立ったりしていました。 「ちょっとLuna、何してんのよぉ・・・」 あまりの傍若無人ぶりに呆れていると、Stellaがすかさず話しかけてきました。 「ねぇママ、Stellaが赤ちゃんのときは こんなことしなかったよね?」 「さぁ~、どうだったかなぁ? Stellaもイスの上には立ってたけどねぇ」 「イスの上より おつくえの上の方が わるいよね?」 「まぁね~」 どうしても、自分の方がおりこうだと認めてほしいようです。 そんな時、Lunaがコップのお茶をじゃ~っとひっくり返しました。 「こらっ、Luna! だめでしょ!」 今度はちょっとキツめに叱りました。 「ママぁ」 「なによ」 「Luna、まだ1才なんだよ」 「だから?」 「赤ちゃんなんだから ゆるしてあげて」 あちゃー! ママも言われてしまいました。 さっきまで張り合ってたくせに、いざ妹が怒られると途端に正義の味方に変身する優しい兄貴なのです。 「んなこと言ったってさ…」 「やっていいことと悪いことが あるんだよね?」 「そ、そうなんだよ」 5才児。まだまだ甘えたがりの子供のくせに、妙に冷静な時もあったりします。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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