斉藤茂太著 いい言葉はいい人生をつくる
精神科の名医斉藤茂太氏が書いた本であるが故に、心の健全を保つためにはどうすれば良いのかが書かれている。‥‥との観点から手にとってみた。 表現が平易で一節が手ごろな長さで実に読みやすい本。その中からいくつかを‥‥‥。<どんな話でも、こちらが柔軟な感度をもっていれば、自分に 生かせる情報を必ず含んでいるものだ。<言葉は掛け算に似ている。掛け算ではどんな数も最後に マイナスをかけたら、答はマイナスになる。それどころか、 掛け合わせる数字が大きければ大きいほど答は大きなマイナスに なってしまう。マイナスというのはそれほどものごとを 否定してしまう要因になるのだ。 ノーと言うマイナスの後にサンキューというプラス。 これはイギリス人の知恵である気がする。