変わった名前の美術館
通勤途中にある変わった名前の美術館。気にはなっていたが、特に探す間もなく時間が過ぎていたが、先日、帰宅途中にその名前が目に入り、寄ってみた。 場所は大崎駅そばの大崎ニューシティ内。その名前はO美術館。OHSAKIの頭文字Oと山手線の環状の輪を表現し、現代感覚あふれた新しいタイプの美術館を目指して、O美術館と名付けられたとのこと。 当日は「八雲展」なる展覧会。旧制高校の流れをくむ同窓の展覧会らしい。 なかで、墨象という範疇の作品「私は生まれた」が目にとまり、しばし、鑑賞しているとそばにいたシニアが話しかけてきた。こちらも「なかなか面白い作品ですね」と応対すると「結構、こういう作品はありますよ。特に西洋では‥‥、具象と抽象‥‥、宮沢賢治なんかも‥‥」と、なかなか詳しい。しばらく、その蘊蓄を拝聴して引き上げた。