最近拾った言葉から‥‥、
内田樹氏の著書から、 “資源の乏しい環境で、支え合って共に生きるための生活原理はわりと シンプルなものです。エコロジカル・ニッチ、をできるだけ ばらけるようにすることです。限られた資源を複数の個体で分け合うためには、 行動パターンを変えなくちゃいけない” 動植物などの生態系を見回してみると、見事なまでに棲み分けができている。 ここまで人があふれてくると、人間もこの自然に根ざした生態系に習うことが、 より長く生存することへの道。これはすなわち多様性を受け入れることである。 N氏がテレビで、 “敵か味方か、YESかNOか 等々、二元的、ワンフレーズ的な言葉で サクサクと進めてしまうのは気持ちが良いが、物事はそんなに単純ではない。 今は、複雑さに向き合うことに耐えなければいけない。” というようなことを語っていたが、まさに「複雑さに向き合うことに耐える 時代」だと、大変なことであるが、そう思う。