失敗したワラビ餅をどうやって食べるか
マイクロビオティックに近いものを目指して、日々食べ物に気をつけているのだが、最初は甘い物好きの私に、白砂糖抜きというのは、厳しいものがあった。それでも、メープルシロップやみりん、黒糖などを使い始め、「砂糖抜きのお菓子レシピ」本を、日本の母親に送ってもらい、最近は慣れたものだ。さて、夜ご飯を食べ終え、無性に甘いものが欲しくなった。そうだ、ワラビ餅の粉が残ってた!と、息巻いてキッチンへ立ったのだがーーーーパッケージに書いてある作り方をちゃんと読まなかった。早くチャッチャと作って食べたい下心+前回上手くできた過信=失敗作という方程式だ。水にまず粉を溶かしてから火にかけるのね。沸騰したお湯に粉をドバっと入れると、瞬時に沢山のダマになって、もう溶けてくれない。こねこねしようが、熱で溶かそうと強火にかけようが、ダマ達は結束が固いのだ。旦那が横から覗き込み、「あらら、失敗。あきらめて捨てたら?」と言うが、これを逃がしたら今晩のデザート抜きの私は意地になって、「食べれるもんね」と返す。ダマになってるということは、団子になってる訳だから、溶けきっていない粉が中に入ってようが、食べてしまえー、と鍋の中身を器そっくり器にあけ、上からすりゴマ、きなこ、そしてメープルシロップをかけ、全てをかき混ぜる。見た目は、飲茶にでてくるタピオカデザート風?お味は。。。噛むと中が粉粉してて、やっぱ駄目!まぁ、この教訓を胸に、次回は失敗しないだろう。