「17歳のための世界と日本の見方」という本がありまして、面白かったので紹介します。
ジョセフ・キャンベルという作家がいまして、世界の英雄譚を集めて分析したのだそうです。
そして、共通する筋書きを見つけます。
まず英雄がある目的を持って「旅立ち」ます。
続いて様々な「展開」が起こる。
例えば、その目的を妨げようとする困難に出会う。
(ハドラーとかタロンとか神竜剛次みたいな)
そこに思わぬ人が現れて手助けしてくれる。
(アバン先生とかバードとか南条五郎みたいな)←今となってはちょっとマイナーかな?
師は求めたときに現れるというインドの諺もありますね。
さらに旅を続けると意外な出会いがある。
例えば、敵対する相手の中に生き別れた肉親を見つける。(これはまさに石の森ワールドですね)
そして、いよいよ最後の戦いとなり勝利する。
そこで、村一番の美女に求婚されたり国王から姫をもらってくれるよう求められたりする。
しかし、これを決然と振り切って故郷に還る、または新たな旅に出る。(馬に乗って荒野を行けば最高)
どうですか?
映画、小説、コミックとさまざまな分野で同じような物語観ますよね?
ところで、大学でキャンベルの講義を聴いていたある生徒は、その話に強烈な影響を受け、英雄の物語をベースにした映画を作りました。
その映画は大ヒットし、彼はその後も同じ展開の映画をいくつも作ったのです。
その生徒こそジョージ・ルーカスです。
「スター・ウォーズ」であり「レイダース」であり
「インディ・ジョーンズ」です。
ところで英雄物語はお決まりのストーリーなのに、いつも人々を魅了してしまいます。
そんな映画を観て、自分がその英雄になったような気分になることはありませんか?
映画館を出てからも英雄気分で街を歩いたり・・・。(私はブルース・リーやジャッキーでしたけど)
潜在的な願望があるからでしょうね。
それならいっそのこと、自分が主役の英雄物語を作ってしまったら面白い。
きっと、いずれそうなると信じて。
が、そう信じて早40年が過ぎている
ギャハハハ!!☆ミヾ(∇≦((ヾ(≧∇≦)〃))≧∇)ノ彡☆バンバン!!
きょうのBGM 「疾風ザブングル」BY串田アキラ