書道の「こころのうた」
お習字をはじめた人は、自分の手元とお手本を見比べるため、ついつい首が振子状態になっています。 つい「張子の虎」だねと、悪口を言ってしまいますが、初心者には仕方のないことです。 でも何年たってもその癖が直らない人にはなかなか上達はのぞめません。 とくに書道はリズムがいのちです。リズムがこころを表現するのです。 わたしは書道と音楽が同じだと思うところは、書道の美の原則が音楽の譜面にあたる約束ごとだと思います。 原則がわかってあとは自分のこころのまま、筆で紙に演奏するつもりで書きしるせば、人に感動を与えないわけはありません。 その域にはやく到達したい人はわたしの推奨する「も書」がその魔法です。 「も書は作家のきん斗雲」(きんとううんは、般若心経を天竺まで取りに行った三蔵法師の弟子の孫悟空がのっていた雲の乗り物。翠巌書道教室 TEL(06)6391-3435 責任指導末吉翠巌