カテゴリ:写真
前々回の日記で久しぶりにモノクロ写真に挑戦してみて
いろいろ気付いた事があったので書いてみようと思います。 カラーで撮ったデジタル画像をモノクロ変換するという方法でモノクロ写真をつくりましたが、 まず気付いたことはカラーの方が似合う写真とモノクロの方が似合う写真があるということです。 カラーで気に入っていた写真をモノクロ変換してみたら「あれ?イマイチ」になったり、 逆に、カラーでイマイチだった写真がモノクロにしたら息を吹き返したように 「お!いいじゃん」になったりしたのです。 モノクロにしたらピンボケやブレている写真が”味”のある写真に変わったり、 色味的に寂しかった写真が叙情的な感じになったり、 何気ない表情が意味深な表情に見えたり 色という情報が無くなって想像力を掻き立てられる写真になったり。 カラー写真とモノクロ写真って同じ”写真”ではあるけれど、実は全然ちがうなと思いました。 モノクロ写真ってどこか「寂しげ」なんですよね。 どんなに明るい表情も、どんなに力強い景色もモノクロにするとどこか寂しい。 私は、明るい表情は底抜けに明るく撮りたいし、 力強い景色はよりパワフルに撮りたい。 だから、そんな場面ではやはりこれからもカラーで撮っていこうと思います。 でも、逆にもともと寂しさを感じる被写体には もっと積極的にモノクロで撮っていこうかなと思います。 ハワイではダウンタウンやチャイナタウンの街並みなど。 2年ほど前に行ったシカゴでは80%くらいモノクロフィルムで撮りました。 その時はいろいろ深く考えず、ただ単に「モノクロが似合う街だ」と思ったからですが。 やはりどことなく寂しいですね。 やっぱり被写体を選んで使い分けるのがいいかなと私は思います。 モノクロしかなかった時代は白と黒の微妙な濃淡ですべてを表現していたわけですが、 カラー写真が生まれ、さらにはデジタル化により簡単にカラーからモノクロに 変換できるようになった今、柔軟に撮り分けていくのがいいんでしょう。ね? 「ちょっと!あなた聞いてるの?!」 ワイキキビーチにて ワンクリックをぜひ↓ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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