案山子の世界

いつも使ってるギターの４弦が切れたので半年ぶりにオール弦交換をする。せめて一ヶ月に一度ぐらいは交換してやらなければいけないのだが・・・。今回はプロアルテのハードタイプにしたが、少しテンションが高すぎて金属っぽい音になった。また、ちよっと順反りぎみなので弾きづらい。考えてみれば、最近は川田一高さんのギターより、このヤマハのＧＣ１５ばかり使ってる。製作者は加藤さん（加藤俊郎）でなく江崎秀行さんだ。加藤さんとは何度も会ってるが、江崎さんとは、昨年松山のトーマス・ツァビエルハのコンサートで初めて話をする機会があった。すごく気さくな方で最近はヤマハの広報担当として活躍されている。
さて、調弦して何を弾こうかと手元にたまたまあった現代ギターをパラパラめくってみた。「ｍｙ　ｍｅｍｏｒｙ」って曲に目がとまり、ぽろんぽろん弾いてみた。ああ、冬のソナタの曲だとわかったが、なんか１６部音符が不自然に入っていて今ひとつ曲想がつかめない。やっぱりＢＳでちゃんと見てなかったからかな（笑）そういえば、今は韓国ブームとか・・・。思えば初めて韓国に行ってからもう早３０年が過ぎようとしている。当時は大学の交流で行ったので、文教部長官と面会したり、ソウル大学の日本語学科の生徒との交流など、観光とは随分違う旅行だったが、それでも板門店に行きイムジン川を見てここはまだ有事なんだなって実感したり、床屋で散髪したり、腹を壊して町医者に見てもらったり、けっこう韓国の国際事情から文化まで幅広く経験できた旅行だった。今は松山空港から一時間半で行ける。随分便利になったものだ。

大河ドラマ「新選組」も佳境を迎えようとしている。三谷節もなかなかのもの、今回は藤堂平助の死に少しほろりとさせられた。これから先は滅び行く新選組が描かれるだろうけど、一人気を吐く土方歳三にどこまで光が当たるのか・・・五稜郭までは無理かな。ところでこの間本屋で軍服姿の斎藤一を見たけど、土方の美形に比べてげに異形・・ビックリした。刺客としての片鱗を思わせる姿だった。

ＮＨＫでバッハのバイオリン曲をやっている。イブリ－・ギドリス
って有名な人らしいけど、知りまっしぇ～ん。やはりシャコンヌはバイオリン曲だったのかってあたり前のことを考えてしまった。でも、ギターの方が緊張感があり案山子にはいいのだけど・・。その後の無伴奏曲、何やこれ～～って感じ。現代曲風でもあり暗号の様な気もする。バッハのこの曲を聞いて感動する人の頭の中をふと覗いてみたくなった・・。