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カテゴリ:詩
連鎖の時 05.3.25案山子 春風に ぶらぶら揺れる 案山子たち 案山子たち 息吹受けても うわのそら うわのそら 気持ちの端に 芽吹く時 芽吹く時 露がころりと ねこやなぎ ねこやなぎ 釣りの手を止め ほほえみを ほほえみを 青い美空に 山桜 山桜 峠の道に におう風 におう風 ゆらゆら揺れて マーガレット マーガレット 秋桜に似た 春桜 春桜 義を結ぶかな 酒美味し 酒美味し はらはらと散る 姥桜 姥桜 夜の帳の 妖艶さ 妖艶さ みなもに揺れる 春の月 春の月 冷たき道に やさしさを やさしさを 求めて鳴くよ うぐいすが うぐいすが 囀る丘に 海光る 海光る 彼方の空に 遠雷よ 遠雷よ 彼方の山に 木霊する 木霊する 春山の峰 水ぬるむ 水ぬるむ 幽谷の里 煙る霧 煙る霧 光の果てに 彼岸くる 彼岸くる 深淵照らす 燈籠が 燈籠が 鐘の音誘う 春の寺 春の寺 木々の木漏れ日 夕刻に 夕刻に 光る海原 鯛釣船 や~めた。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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