案山子の世界

初めて映画の予約をＰＣでおこなう。何事にもせっかちで並ぶのが嫌いな自分にとって、少々割高だが、随分便利なシステムだ。さて、昼過ぎに映画館に着きリザーブ席を確保。今日はコーラのラージサイズでも買うか。え？６００円？高いな～。渡されてみると「名探偵コナン」の立体カップ。そんなん知らんがな。漫画に一切興味がないので・・・。ゴジラやったら持って帰るんだけど、ゴミ箱にポイッ。
さて「コンスタンティン」。最近どうも映画館で前半うとうとする癖がついてしまった。今日もうつらうつら・・・。ただ、自分の見る映画は前半の筋がわからなくても楽しめるものばかりだから・・・。後半ラージサイズのせいで尿意が・・・。
それにしてもアメリカ人は悪魔払いの映画大好きだなぁ。これもその類でホラーがかった映画。ただ、後半、悪魔の登場とともに喜劇映画と化してしまった。でも、キアヌ・リーブス、マトリックスシリーズよりかは素の演技？で好感が持てた。そういや相手役のレイチェル・ワイズ出演の「ハムナプトラ２」最近ＴＶでやってたなぁ。
内容は神と悪魔の間で天使が出たり、悪魔払いが出たり・・・・アメリカ人は神を崇拝すると同時に悪魔に対しても敬意を表しているのがおもしろい。最後はいつも万能の神に悪魔は煮え湯を飲まされるのだが・・。

映画の後、「東山魁夷せとうち美術館」を訪ねる。４時過ぎだったので見学者もまばらだ。去年、長野市で見る予定だったので、今回香川で見れるようになった事は感慨深いものがある。一週間前の土曜日にオープン。きっかけは彼の祖父が櫃石島出身だったから。ところでその祖父のプロフィールを見るとすごい。幕末に榎本武揚とともに幕府軍に属し、五稜郭の戦いまで同行している。その後横浜で海運商を営み財をなしたとか。

さて絵だが、どれもこれもすばらしく（リトグラフが主体）山や木々が生き生きと描かれている。有名な絵も多く、この美術館の彼に対する思い入れが見て取れる。とくに定番の湖に映った情景は色と光の微妙な変化がすばらしい。またじっくりと時間をかけて見てみたい。長野市の絵も見たくなった。