案山子の世界

嫌な季節になりました。ついに出ました。それも飛びっきり大きな怪物が・・・。
まず初日、食器を洗おうと蛇口を捻った瞬間、嫌な映像が蛇口の横に・・・。「きゃ～～！！」第一声でもびくともしない怪物です。取り合えず買ったばかりの８／４（エイトフォー）の特大サイズが合ったので噴射・・・。堪えるはずもなく、ゆうゆうと退散しました、壁伝いに・・・。ちとお姿が見えていたので、次は近くにあったフィクサーチーフ（デッサンした鉛筆を固定するもの）を吹き付けてやりました・・・。堪えるはずもない・・。その日はそれで終了。過去の自分には考えられない勇気ある行動。自我自賛するものの、胸の動機がとまりません。
次の日の朝はなるべく台所に行かないようにしました。朝○○は殺すな・・・誰がそんな無責任なことを言い出したのでしょう。朝猫は起こすなだったら理解できますが・・。そしてその夜がやってきました。あれ？いない。やっぱエイトフォーでお肌がつるつるになってご臨終したのかな？って淡い期待を抱きつつ食事を終えました。消灯・・・しばらくして台所の電気をつけました。恐る恐る壁を見回したその視覚の先に・・・いた！いたんですわ、化け物が・・。秘策を用意していました＾＾小さい鍋に少量の水を入れ沸騰させました。それを持って、まとわり着く猫達を廊下に追いやって、おもむろに壁に向かって湯をかけました。結果は・・・。鍋を持ち上げた瞬間にもう逃げられていました。その隙間にも湯をかけ、一応殲滅したか？って状態です。胸の鼓動が心地よい・・・。
さてひょっとしたらと言うことで三日目は店屋で１０分考えた末、キンチョーの怪物に効くって効能が記載したやつを買い求めました。（ちと高かったので・・・背に腹は変えられない・・・このことわざを痛切に感じながら）そして運命の夜がやって来ました。おかずを作り、ご飯を注ぎ、さて夕餉の宴の始まり始まり～～・・・・・・、ふとなにか気配が・・・、何とテーブルから２０ｃｍの至近距離をごそごそと通過する物体・・・・大声で叫びました、大声で・・・ぎゃ～～～～～～～～～～～～～～～～～～～！！！！！！そして何と怪物はよりによってお茶の葉やストロー、お箸などを入れているファッションケースの中に入っていったではないですか！チャンスかな？無意識に今日買った秘密兵器を手に握ってました。シュ～～～～～～～～～～～～シュ、シュ、シュ、シユ～～～～～～～～～～～～～～～～～。攻撃は最大の防御なりぃ・・・シュ～～～～～～～～～～シュ、シュ、シュ～～～～～～～～～。ええ、思いっきり吹き付けました。なのに・・・、そいつは向かってきたんです。少しへろへろしながら。目を瞑ってもう一度吹きつけました。シュー、シュ～～～～～！！ここまでやったら四肢を縮めるはずが、まだ開けてます。もうこうなったら・・・・。位を決してとんでもない行動に出ました。ティシュ箱からティッシュを半分ぐらい出し、そいつを包み込んで急いでゴミ袋へ・・・成功！！ゴミ袋をしっかり締めました。そして見ると、まだ中でがさがさやってます。急に動悸がしてきました。もちろん食欲もなくなりました。明日はゴミの日だったので、目を瞑って前の日に出しました。それでも、収集の日にもし逃げてきたら・・・と落ち着きません。また台所にはひょっとしてもう何匹かがいるかと思うと、ついつい壁をみまわしました・・・。この怪物退治の短文（？）も終わりが近づきました。そうそう、今日、猫が捕まえてきた子ねずみと足のないアブラムシ、平気で手掴みでポイしました。きっと怪物もそのように処理できる人がこの世にいると思うと、そういった人たちは、きっと地獄に落ちても○○の糸で助けられるんだなって少し悲しくなりました。ちゃんちゃん。