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カテゴリ:つれづれ
「男性救助せずにエベレスト登山」トピックスを開いてみた。
記事を記載してみる。 【キャンベラ25日共同】15日に、両足を切断した人で初めて世界最高峰のエベレスト(8、850メートル)登頂に成功したニュージーランド人のマーク・イングリスさん(47)ら約40人が、頂上付近で倒れている男性に気付きながら救助せず、登山を続けていたことが分かった。男性はその後、酸素欠乏で死亡した。 1953年に世界で初めてエベレストを征服したニュージーランドの登山家エドマンド・ヒラリー卿(86)は、男性を見捨てたと非難しているが、イングリスさんは「自分ができることは何もなかった」と反論。登山家の倫理をめぐり議論を呼んでいる。 ニュージーランドでの報道によると、死亡した男性は英国人のデービッド・シャープさん(34)。単独で登頂した後、約300メートル降りたところで酸素不足のため倒れたとみられる。 (共同通信) - 5月25日17時38分更 ヒラリー卿がご存命とは驚きである。 それはさて置き、本格的な登山はやったことないが、偏見かもしれないが人間のエゴは、ともすれば個人的なものとおもわれがちだが、集団ことに何かを成し遂げようとする団体のなかに蔓延る優越感、エゴイズムはすざましい限りだ。実例として私が一時所属していたJBTA(全日本バスプロ協会)など、その最たるもので、パスプロでなければパサー(バスの釣り人)にあらずって風潮が当時蔓延っていた。エリート意識のなせるエゴ、中傷、誹謗。なんでもありだ。そこにもはやイギリスのフライマンのようなジェントルマン精神は皆無、プロセスよりも常に結果がもとめられる世界・・・何だかいろいろなことに当てはまる現象かもしれない。 さて、今回の事件、ヒラリー卿の時代とは随分赴きがちがった世界になったことが原因だろう。つまり、彼の時代は本格的な登山をやるには、名誉と地位そして経済力が必要だった。シェルパも多く雇い、テンジンのような一流ヘルパーもいた。今はどうだろう。厳寒期ともかくエベレストも一般人が集団で登れる時代、しかしそこに経済的、そして時間的な余裕はなく、ただ名誉欲だけの集団に成り下がっている。そんな団体が登頂途中で瀕死の状態の男性を発見しても、率先して助けようなんて良寛様のような者はいないはず。文面に何も出来なかったって書いているが、何もする気はなかった、何もしたくなかった・・・登頂を妨げることは・・・、だろう。氷壁のような山の美談(異論はあるとおもうが)は皆無に等しい。もう一度言うが、単独だろうが、集団だろうが登山家はエゴイストそのものだから。そうでなければそこに山があるだけで登るはずはないと思うが・・。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006.05.25 21:46:03
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