案山子の世界

社保庁の横暴ぶりが相変らず露出し続けている。年金制度そのものが崩壊の一途を辿っているのかもしれない。そして、日本国自体の崩壊はすでに始まっている。安部総理のいう美しい日本、国民が荒んでしまえば、そんな悠長なことは考えるすべもなくなるだろう。

国敗れて山河あり、それは国民のバイタリティがあってこそ復興を目指した時代だった。今のイラクを見るとその難しさが如実に現れてくる。もう感覚麻痺した自爆テロ。国が理不尽な戦争で滅茶苦茶になり、一番哀しむべき一般市民が自爆テロに巻き込まれ、多くの犠牲を出している。テロ側にしても、日本の大本営時代と同等でバックでのうのうとしている者たちが若者を洗脳し、虫けらのように自爆を繰り返さす、そしてそれ以上に巻き込まれた市民だちは悲惨な死をとげてしまうことになる。そこには未来への希望の欠片もない。

さて、日本に目を向けてみると戦後６０数年が経ち、戦争体験者が少なくなると同時に、平和が過去の戦争による多くの犠牲者のもとになりたっていることの意識が益々希薄になっている。あきれたことにどこの国と戦争をしたかも知らない若者が多い。いったい学校はどんな教育をしているのか嘆かわしくなってしまう。過去の戦争を知ることが、未来への扉になることをもっと認識しなければならない。なんでもかんでも戦争反対の似非平和主義者ではどうしょうもないのだ。安部さんも堂々と小泉さんのように靖国参拝すればいい。特定の人物より、多くの戦争犠牲者、礎になった人々を参るのに何の障害があるのだろう。どうせ外交下手な日本だから・・・これは言いすぎ・笑

人類の歴史は殺戮の歴史、漢民族などは１００万人単位で民族を皆殺しにした史実がある。戦争は侵略そのものだ。そして平和と戦争は表裏一体の現実。負けた者は勝った者に従わざるを得ない。この論理からいけば日本国はアメリカの属国になっていてもおかしくない。安保反対もいいだろう。でもそこにあるのは、平和主義だけではなく独立した軍事国家を形成しようとする意図も見えてくる。一ついえることは、今の日本がアメリカから真の独立を図るには軍事国家になるしかない。平和はそんなに甘い物ではないし、今の日本が危うい中での平和を維持している意識は本当に希薄だ。

自分は戦争肯定者ではないが、世界の国が核を放棄して、人類みな兄弟、それが平和へ繋がる・・・・そんなこと思っている人がいたら呆けてしまったのかって思ってしまうだろう。とにかくこの地球に人類が繁栄する限り、戦争、殺戮は絶えない。だから日本は極東の国家として、もっと強いビジョンを持って、全世界にアピールしないといけない。・・・・なんか大きくなってしまったが・笑