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テーマ:☆詩を書きましょう☆(8466)
カテゴリ:詩
秋の風音 07.9.6案山子 それは猫が獲物を狙う時のように さわさわと一定のリズムを刻みながら 僅かに湿った匂いを伴って いつのまにか忍び寄ってきた 秋の風音 いつもボサノヴァを奏でる時のように ふわふわと幾重にも倍音を重ねながら 密かに乾いた思いを投げかけて いつのまにか傍に立っていた 秋の風音 やがてやってくる木枯らしの季節 そして広がる憂いの世界 ただ 今は優しく頬を撫でる風 静かな澄み切った空気の音階 秋の風音 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007.09.06 10:02:21
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