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テーマ:好きなクラシック(2327)
カテゴリ:音楽
グラナドスのスペイン舞曲第10番
この曲を初めて聞いたのは、高校一年の時。 丁度、所属していた剣道部でリンチがあり、先輩づらした(実際先輩なのだが・・)連中にに愛想がつき、率先して顧問の教師に告訴したが、このバカ教師がまたいいかげんな日和見教師で、我々1年生の言い分より、先輩連中の肩を持ち、1年生全員を退部させたのだわ。権力や力に弱い見本見たいな奴、その後教育委員会に移り出世したと聞いた時は、さもありなんと納得したわい。 で、なんか、今まで自分が小学生の時から打ち込んできた剣道が嫌になり、生きがいを失い音楽室でギターを弾いていた時、ふとレコード棚でセゴビアのLPを発見した。そして、それをかけた時、静かにこの曲が流れてきた。全身がしびれたような感覚、こんな美しい曲があったなんて世の中棄てたものじゃない、なんて思ってしまった。ただ、曲名がわからず(レコード盤みればわかったのだが・・)ずっと恋焦がれてきた。 そして、この曲がグラナドスのスペイン舞曲第10番と知ったのが大学の時だった。すでに第5番は楽譜があり挑戦していたのだが。この曲の楽譜が手に入ったのは社会人になってから。そして挑戦しようと思ったのが一昨日(笑)。実に曲を初めて聞いて40年近く経っていた。 さてさて、こんなむずい奴、じぇったい弾けないという先入観を持っていたのだが、挑戦してみると、何とかトレース出来るではないか!でも超が付くほど難しいのではあるが・・・まあ、いつものように適当に流せるぐらいでいいし、雰囲気を楽しめたらいいからね。いいかげん~笑 ところで、こんな軽快な曲の副題が悲しき舞曲なんだけど、感覚的にわかるような気がしている。変調のたびに訴えかける一定のメロディがなんとなく郷愁を醸し出している。ただ、人気ないのか、you Tubeで検索してもセゴビアの演奏のみ。そしてそのセゴビア自身が弾きにくそう。軽快なはずが、なんか詰まっている。そういえば、稲垣稔の演奏をCDで聞いたが、まずまずいい演奏だった。ひよっとしたらセゴビアにも苦手な曲があり、それがまさにこの曲なのかもしれないが・・・。んなことないかもね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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