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テーマ:☆詩を書きましょう☆(8464)
カテゴリ:詩
風の慟哭 08.1.22案山子 風が空気をかき鳴らすとき その響きを受けて海が鳴く 海が飛沫を吹きつけるとき その轟きを避けて鳥が飛ぶ 風は鳥たちの慟哭を誘いながら突き進んでいった そしてその響きは大海の隅々までかき鳴らし 海はイカロスの羽を翻弄しながら舞い上がっていった そしてその轟きはもはや天上の青龍すら凌駕して やがて風の音は二層のうなりとなり 慟哭の峰々に降り注ぐ その雪風は遥かに遠く その風雪は気高く遥か 峰々に降り注ぐ慟哭よ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008.01.22 23:23:17
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