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テーマ:☆詩を書きましょう☆(8464)
カテゴリ:詩
サクラ・・・春 08.2.16案山子 いつも向かう丘 父と母が眠る小さなその丘に 一本の老木がぽつんと取り残されていた 梅が豊かに咲き誇っているその場所に 静かに僕たちを待つ一本の老木 梅は原色の花を見せ付けて 瀬戸の海に香りを降り注いでいた そろそろ時期がきたのかもしれない バスケットにパンと葡萄酒を詰め込んで 中腹で眠る父と母に見送られ 一気に丘を駆け上った 君はもう僕たちを待ってくれていたんだね 咲き誇った君のそばで梅の木が 紅白の祝福を奏でていた でも君は涼しい顔をして淡い光を放っている 瀬戸の風に揺れながら・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008.02.16 17:18:34
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