案山子の世界

雨上がり　燧灘には　島いっぱい


雨上がり　現れいでし　華厳滝？

雨上がりは大気が澄んで、瀬戸の島並みが良く見える。

いつもは燧灘はただっぴろい海が見えるだけなのだが、今日の様な時は遠く中国山地まで見ることが出来る。山の中の岩盤もひとたび雨が続けば華厳の滝状態になるから不思議だ。

さて世の中、色々なところで格差社会が謳われているが、民主主義の世の中どんなにきれいごとを言っても平等はありえない。もし地位や名誉、お金が欲しいのなら、それを手に入れるために努力すればいいだけのことである。元から備わっている人は稀であるから。また、普通に生活をするだけならばさほど格差は気にならないはず。

よく働けど働けど暮らしは楽にならないと言っているが、じゃあ食べることも出来なく飢え死にしかないか・・・・豊饒の世の中そんなことはないはず。

格差社会で本当に問題視しなければならないのは、心まで格差に染まってしまうことかもしれない。格差社会イコール差別社会になってしまってはならない。人間、思いやりや慈しみ、労わりの心が失われたらおしまいだろう。