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今日の通勤は「アラフェス協奏曲」三昧をした。 アランフェス協奏曲は第二楽章のアダージョが一人歩きしている感があるが、躍動感溢れる第一楽章、緊迫感のある第三楽章をセットにして初めて語れる物語、いやコンチェルト。 ロドリーゴの作曲にはなっているが、フラメンコ色の強いこの曲はサンス・デ・ラ・マーサの助言が大きくモノをいっている作品。ただ、クラシックとフラメンコの接点のような作品のため、演奏家の個性がすごく出るのも否めない。もちろん実力のないギタリストが弾くと(残念ながら私が高校のころ初めて聞いたアランフェス、ナルシソ・イエペスのなんと粗雑な演奏か・・・。)とんでもないことになってしまう。また、パコ・デ・ルシアのような生粋のフラメンコ奏者がいかに速く弾いても曲想がぜんぜんあわない。 それと第二楽章、「恋のアランフェス」で知っている人には違和感があるだろうけど、原曲の流れるようなメロディを一度聞いて欲しいものだわ。崇高ささえ感じてしまう。 さて今日は「村治佳織」「木村大」「渋谷環」「山下和仁」と立て続けに聞いて見た。 村治佳織は無難な演奏。木村大、多分絶頂期に弾いた作品だが、粗雑で曲想が見えない演奏。そういや、知人が生演奏を聞きに行った時、途中で止まってしまい、一旦楽屋に引き換えしたとか・・・。私も独奏のコンサートは二回見に行ったのだけど、それなりにこなしていたのだが・・、体調悪かったのかな?渋谷環、彼女なりに最高の演奏なのだろう。努力は認めよう。 さてさて、山下和仁。多分若いころの演奏だろうけど,技術を超越して鬼気迫る演奏。彼の持ち味を初めて感じたよ。やっぱすごいわ! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2012.01.30 21:59:46
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