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カテゴリ:プラモデルなど
秋葉原イエローサブマリンのコンテストへ、募集の最終日である11/23に作品を持ってゆきました。 またしてもロシアの戦車T-34系列のものです。当初の構想では人形は7体、ベースにはベルリンの路面電車のレールが組み込まれた石畳になるはずでした。 が、際限ない無計画さで収集が着かなくなったのと完成品の高さ制限をオーバーした為に急遽ベースを作り直し、規模を縮小させたモノを提出するという顛末であります。提出当日までかけてベースを作るのはもはや定番作業と化して、お恥ずかしい事この上ない。それでもカッコいい石畳になったのは、盟友W氏からバーリンデン社のレジン製品を頂いたおかげであります。W氏には心より感謝いたします。 キットはドラゴンモデルのプレミアムモデル。金網部分がエッチングパーツで付属しているものをそのまま使いました。この金網は昔は「ベッドスプリング」と言われていた爆弾よけで、ベルリン市街戦で投入されたアイデアです(戦車の砲弾には無力)。今の中東やアフガンでも同じような目的で金網を取り付けた戦車が見られます。 ドラゴン社のキットはともかく説明書に不備や間違いがあって不親切な点が多く、この金網についても折り曲げ方法や取り付け位置の説明が不十分で色々と泣かされました。車体側面の横長なものはネットで見つけた記録写真を見てやっと位置を割り出したという始末です。 今回この車両については、非業の死を遂げた模型仲間の大出氏への追悼の意味をこめて選びました。彼のハンドルネームである『トーマシールド』とはこの金網シールドの事なのです。 (追悼として作ろうと思いついた頃は彼の死がまさか結婚詐欺師による殺害とは思いもよりませんでしたが)。 あの事件もここ最近は進展が見られずヤキモキしますが、いずれ正しい裁きが下される事を願わずにはいられません。今回のコンテストからこの作品が返却されたら当初の予定通りのジオラマに仕上げて、彼を悼みたいと思っております。 で、秋葉原。 今回は古くからの友達のS氏に(多大な迷惑をかけながら)付き合っていただいて、お登りさんよろしくひとめぐりしてきました。古い模型からすごい高価なフィギュアやゲームまで、軽く思いついたアイテムはほぼ何でも手に入りそうな高密度はやはりオタクのメッカであります。(その割にはその友達が仕事で作ったフィギュアが全然見つからなかったのはなぜ?) 街はアニメ調のカラフルな色彩に彩られて賑わっていましたが、ハデにやってるゲーム店やマンガ専門店に追いやられた様な「換気扇専門店」や「電気コード専門店」などの古顔のお店の人が困ったような顔をしているのが何やら印象に残りました。そういうパーツを求める為にここへ来るとしたなら、この街はずいぶんと探しにくい街へ変わってしまったかもしれません。 そしてここは1年前に大きな事件のあったところでもあります。あの事件から歩行者天国と、そこへ群がって我が物顔ではしゃぐ一部のイカレた連中が消え、私が近寄れなかったほどに無秩序だった狂騒はなくなりましたが、その分今のカラフルさも少し空虚に見えます。 これから先も、立ち寄るたびに色々と複雑に考えさせられる不思議な風景を感じる事でしょう。 今年はスケジュールも詰まって、コンテスト関係はこれで打ち止めです。 東京AFVの会に参加できないのが大変に残念ですが、めげることなくやってゆきたいものです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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