|
カテゴリ:プラモデルなど
今年は荻窪の喜屋ホビーのコンテスト「キヤコン」へ参加できなかった事は別の項で書いたとおりですが、仕事で近くまで来たので状況を見ておこうと寄り道して行きました。
ちょっと驚いてしまったのはコンテストの内容ではなく『売り場面積の減少』であります。 コンテストは近年のトレンドの劇的な進化を反映してどれも素晴らしいものでしたし、その参加数もかなりのもので、その辺は安心なのですが… 喜屋ホビーと知り合ってからその動きを見てきましたが、次第にお店の模型への比重が薄れてきたように思えるのです。 アフターパーツの充実さがこの店の強みなのに、今の配置ではかなり探しにくく、欲しいパーツにたどり着くガッツが失せてしまったのです。近年は個人商の模型店が「子供が減った」「模型の単価が高くなった」「模型そのものが流行らなくなった」「作ってる人が減った」などの理由でどんどん減っています。戦車模型のジャンルについてはものすごく細かいアイテムやマイナーな機種もどんどん発売されてまさに恐竜的進化を遂げているのですが、その進化が業界の人気と随分離れてしまったようなのです。まさに恐竜に例えるようにこのままでは限界まで進化したのちにはじけてしまいそうな不安が頭をよぎります。 実のところ模型仲間と顔を合わせるとこの先行きの不安さがいつも話題に上がります。私達は確かにたくさんの模型を買い込んで作り続けてはいますが、模型業界がたっぷり潤うほどは買っていないのかも知れません。かくいう私もそんなに大きくお金が使えませんし。 メーカーの立場では「リクエストに応えてキットを発売したのに全然買ってくれない」という嘆きも洩れ聞こえているそうで、決して余裕があるからマイナーなものまで出しているわけではないというのです。 お店にしても個人商より大型店へ客足が流れたり、小さなアフターパーツを扱う分在庫が過剰になって身動きが取れなくなってるという現実があります。 「安ければいい」「便利ならいい」みたいな自分本位になることなく、模型業界全体が良くなるようにいっそう努力をしてゆかねばと痛切に思うのでした。 …そこまで考えてるのに喜屋ホビーで買い物をせずに荻窪の春木屋で1200円もするワンタンメンを食って帰るのでは説得力も何もあったもんじゃない。 間違いなく地獄行きです。喜屋さま、次回は必ず…。ホントにスミマセン! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010年02月18日 00時11分47秒
コメント(0) | コメントを書く
[プラモデルなど] カテゴリの最新記事
|