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カテゴリ:大阪やら万博やら
エキスポパビリオンの見学を終えて11時台。ひとつ聞きつけた噂を確認すべく、公園内の「民俗資料博物館」通称ミンパクへ行く。
途中の道すがら、イサム・ノグチ作の噴水がある池の様子を見る。ここは昨年原因不明の渇水によって水がすっかり抜けてしまい、池としての役割を果たさなくなっている。もっとも普段見れない部分が露出している点はむしろマニアにとっては思いがけぬ発見でもある。 噴水オブジェはこの3月に唐突にリペイントされてきれいになっている。雨水がたまってきたので水没している機械のメンテナンスなどはもうやらないと思われる。このまま水がたまるに任せて自然復活させようというのが狙いのようである。 そしてミンパクへ到着。初代館長の追悼展がやっていたが、それはやむなくパス。 噂とは昨年秋に海洋堂から発売された「1/350・太陽の塔」フィギュアがミュージアムショップで売っているというもの。このフィギュアは個数の少なさとそれまでの太陽の塔フィギュアとは比べようもないリアルな出来のためあっという間に店頭から消えうせ、オークションでもバカみたいに高い取引がされている(最近やっと沈静化)。 結論からすれば、ここも当然例外ではなくあっという間に売れてしまったそうである。ここまできて壮大な骨折り損。物を尋ねるついでにこのミンパクを見学したらどれだけ時間がかかるかを聞いてみたが 「そうですねー。見学ルートは全部で5キロありますからお好きな国のものをピンポイントで見るだけの方が時間かかりませんよ」とのご返事…。ピンポイントを繰り返せるほど近くに住んでないのでとてもそんな見学は出来ない。お昼も近づいてきたので姪っ子さんへのお土産だけショップで買ってミンパクのレストランへ。 :民俗博物館内レストランの「牛肉入りフォー(ベトナムうどん)。900円 さすがはミンパク。メニューにエスニックな民族料理もそろっている。フォーは現地では庶民的メニューなので900円はちょっと高いと思ったが、店内のガメラン音楽とあいまって不思議なおいしさが楽しめた。 今回は万博公園内で行った事のない所へゆこうと決めていたので、‘70年から変わらぬ姿で残っている「日本庭園」へ行ってみた。 エントランスをくぐるとこのような模型があった。この広大な敷地に古典、中世、近代の3種の庭園がレイアウトされている。大阪以前の万国博では日本政府館の目玉はほぼジャパニーズオリエンタルばかりで、日本庭園はいつも海外で大人気だったという。 40年たってすっかり木が生い茂ったが、かろうじて開催当時の「未来建築と伝統文化のせめぎあい」が見て取れる1枚。ここでしか見られない奇妙なコントラスト。 続いて、友達から一度見ておくことを薦められた「空中歩道・ソラード」へ行ってみる。 私は通称万博公園と呼んでいるが、この敷地の正式名称は「自然文化園」である。公園として整備されてからは子供たちが自然を観察出来るようなアトラクションが設置されている。 このソラードは鳥の視点に立って木を観察するのが目的となっている。高いところは苦手だが、一度はその「鳥の視点」を体験するのもいいだろう。 歩道の一番端からスタートしたので、けっこう長い距離を歩く。木のこずえもかなり間近に見ることが出来る。この塔の頂上が一番高い位置である。 そして最高点からの視界。木々よりも高い位置まで登りつめ、もう太陽の塔やミンパクはあんなに遠くにある。鳥はこんな景色を見ながら万博公園にやってくるのである。 今回はかなり広大な敷地の3/4ぐらい歩き回ったのであまり太陽の塔へ近づいて見るヒマが取れなかった。まだまだ見るものはいっぱいあるので次回のプランがどうなるのかいろいろ考えねばならないだろう。 ~ちなみにこの日はここまでで1万7千歩歩いた。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011年04月07日 23時24分19秒
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