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カテゴリ:プラモデルなど
あけましておめでとうございます。今年も日に影によろしくお願いします。
昨年末は仕事の精度を維持することがいつも以上に求められて気の抜けない状況だったため 仕事以外の一切を切り離す位にして対応せねばなりませんでした。よって大掃除とかも全然やってません。 それでいながら自分へのご褒美はこのようにちゃっかり確保しているのですから困ったもんです。 模型趣味を再起動(これを「出戻り」という)させる前はガンプラばっかり作っていたので 実は伝統のタミヤミリタリーミニチュアシリーズの名作キットはマトモに買った試しがありませんでした。 今回は最近低迷ぎみのタミヤに敬意を払うべく、往年の名作と謳われた「25ポンド砲」「クォードガントラクター」のコンビと「三号突撃砲B型」を奮発したのでした。 (往年の名作なら迷わず「ドイツ88ミリ砲」なのでしょうが、王道から敢えて外れるのが私らしい選択)。 三号突撃砲は古いキットではないのですが、今回はポーランドのアベール社の別売りパーツがセットになった限定版なので購入しました。 最近のタミヤは本当に低迷しているのが外から分かるようで、この三号突撃砲もウェザリングマスターを付けたりした「オマケ付きキット」として起用されています。新規ユーザーやヘビーユーザー(完成した模型に汚し塗装を施すようになるとだんだんハマってくるようになる)を開拓したいという必死さが滲み出ています。 しかし今回のアベールのエッチング付きはその目論見からは外れてたような気がします。 なぜなら そのエッチングパーツ群は使いこなすのがとても難しく、説明書でもところどころで無茶な要求が書かれていたりします。 例えばこの囲みの中のグレーの部分はキットのプラスチック部品ですが、これを「0.4ミリの厚さになるまで削りこめ」というのです! (応用力のあるモデラーならすぐに0.4ミリの金属板で作ると思いますがビギナーではそう思いつくかどうか) 模型雑誌では大体において「(アベールのエッチングを)全部使う必要はない」と書かれているので無理なことはしなければいいだけなのですが、この密度のパーツは逆にユーザーが遠のく結果になるような気がしてならないのです。私も「一度体験してみたかった」なんて暢気な事を言うもんじゃありませんでした。 せめてこのエッチングについてタミヤなりの解説やフォローがあれば良心的なのですが、実際はそのオマケを一つ箱に入れただけという素っ気なさもちょっと残念です。それならばせめて国内で安価にエッチングを出しているパッションモデル製にするとかでコストを抑える方が良かったのではないかと思います。 突っ込んで言えばパッションモデルを抱き込んで「安価なエッチングを標準装備」な内容にすればもう少しユーザーの裾野が広がったような気がするのです。 タミヤもユーザーのわがままにずいぶん振り回されてどんな新製品を出したらいいのか頭を抱えていたようですが、このようなオマケ一つにも血の通ったサービスがなされて欲しいと思いますし、そうしてきたのがタミヤの美点だったはずです。ミリタリーミニチュアのゴッドファーザーとして頑張って欲しいものであります。 年始の挨拶がタミヤのレビューになっちゃった。ともあれ今年も色々と頑張りたいです。 ピコちゃんともどもよろしくお願いします。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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