人は死んで、どこに行くのか。。。
ある人が亡くなった。自宅での急死だった。理由はわからない。原因不明の自然死。熟睡するような笑顔を浮かべていた。最近の日本映画に《歩いても歩いても》という作品がある。歩いても歩いても・発行年月: 2008年05月 ・サイズ: 単行本 ・ページ数: 226p ・ISBNコード: 9784344015142 【内容情報】(「BOOK」データベースより)開業医だった父とそりのあわない横山良多は失業中のこともあり、ひさびさの帰郷も気が重い。良多の妻と息子、明るい姉の一家も来て、老いた両親の家には久しぶりに笑い声が響く。得意料理を次々にこしらえる母と、相変わらず家長としての威厳にこだわる父親。ありふれた家族の風景だが、今日は、15年前に亡くなった横山家の長男の命日だった。まず原作を読むことをすすめたい。とにかく主演の阿部寛は、ボソボソとハッキリしない話し方をする。聞き取れない(笑。多くは語る必要はないが。この映画のラストシーンは、《人は死んで、どこに行くのか》という生命の根本的な問いに一つの答えを見出している。私は突然のラストシーンに、涙なしに見れなかった。