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子供たちの学芸会。
息子は 「スーホーの白い馬」 の羊役。 なかなかみんな上手に演技出来ていた。 うちの子供も忘れずしっかりできていた。帰り際、先生に会えたので、 「劇、みんな上手でよかったです。ありがとうございました。」 先生には 『きょう君は大きな声で台詞が言えてたので、もっといい役選べばよかったのに。羊が初めから第一希望だったからね。』 と言われてしまいました。 単純に動物の好きな息子は、第一希望から羊をやりたがった。 さすがに主役でなくとも、希望するくらいはもっといい役にすればいいものをと、親の私も思っていた。 先生がうちの子を良く評価してくれているから言ってくれた言葉ととることにした。 娘は、学年で「村一番の桜の木」をやる。戦争の話。 体の大きなうちの子は六年間で三回目のお母さん役。 三人リレーで同じ役をやる。 娘は、せっかく覚えた役決めの時の台詞が入っているからと母1の役を選んだ。というか、何でも良かったので、他の二人が好きな場面を選び、残った役になっただけらしい。他に比べ、台詞は格段に少ない。二つだけ。全くうちの子たちは…。こういう子たちです。 舞台の上で泣き続け、 戦争争に行く我が子に、 「死ぬんじゃないよ。絶対に死んだらダメだよ。」「よしお!よしお~。」 この二つだけ。 待てよ。でも、これって台詞は少ないけど、劇の中でも重要な場面じゃない? 「これって難しい場面だよ。台詞無しで(泣き続けながら)感情を伝えてないといけないんだから。台詞は少ないけど、ここは戦争の哀しみを伝える重要な場面だから頑張って。」 と娘には伝えた。 劇が始まる。さすが六年生。気合い入りまくり。真剣な演技に冒頭から泣かされました。 そして、うちの子が出て来た。町のみんなに万歳と戦争に息子を見送られる中、うちの子は顔を隠してずっと泣いてる。しまった。ここの演技指導をするのを忘れてた。 そして、息子と二人になって、舞台の中央、しかも前へ。ここの学校は、舞台の前にも段を作り、舞台を広げてある。 「母さん,もう泣くのは止めてくれよ。俺の晴れ舞台を母さんも祝ってくれよ。じゃあ、母さん、行ってくるよ。」 うちの子が顔をあげ、息子役の子の袖を掴み、 『死ぬんじゃないよ…。 絶対に 死んだらダメだよ。』 娘の名演技に感動。 あげた顔ににじませる母の哀しみ。 私に似て、低い声だと思っていた娘の声。それが、いい感じに聞こえた。母親の声である。落ち着いたいい声だ。 台詞も感情がこもっていて、ゆっくり丁寧に言っていた。 感動して涙が出た。今まで何度も学芸会を見たが、学芸会でこんなに泣いたのは初めてである。 その後も熱演が続いた。 男の子も女の子も泣く場面では、本当に涙を流していた。 六年生の演技良かった。もう卒業式かって感じの盛り上がりでした。 自分の娘の演技に親馬鹿だと思いつつ感動の余韻に浸っていると、 友達のお母さんから、 『さっちゃんのお母さん役、良かったね。』 『近所のおばさんがあの一言で泣かされたって言ってたよ。』 と何人もの人が声をかけてくれた。 うれしい\(o^▽^o)/ 子供の成長に感動です。 後で聞くところ、校内学芸会では、二年生や三年生も泣いていたんだって。 最高の学芸会でした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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