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テーマ:ミリタリー(154)
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去る5月19日~20日に開催されました現代戦イベント「ハートロック2.0」では、本来開会式の後に予定されていた現役米海兵隊員某氏による講義・ミニドリルが中止となり、かわりに本来スケジュールにはなかった?ある米空軍軍曹殿への質疑応答コーナーが設けられました。
当日は「陸軍に編入された空軍通信部隊員」としか聞いていなかったので、ツイッターでこの話をして他のミリタリーマニアの方から「CCT!?」「ガチで空軍CCTか!?」という謎のどよめきを受けるまで、米軍に無知な僕は「通信部隊ですか。ハァ・・・しかしイラクで陸軍部隊に編入されて15の勲章って何ソレすげぇ」という程度にしか思っていなかったのですが・・・ 彼の所属を正確に述べますと、 アメリカ特殊作戦軍 空軍特殊作戦作戦司令部 第720特殊戦術群(720th Special Tactics Group)(地上戦闘要員。人員救出および爆撃誘導任務など) ということになるそうです。 特殊部隊の方でしたか。すごーい というわけで、当日の質疑応答について簡単に御紹介したいと思います。 5月21日に、ツイッター上で書き散らかしたのとほぼ同じ内容です。 僕は米軍マニアではないので、自然と質問の内容は米軍そのものではなく、「彼の目で見たイラクはどのようであったか?」に偏っています。 ではまず僕が直接行った質問から。 【Q1:イラクにおける全12ミッションにおいて、最もストレスに感じたことは何ですか? 】 ■「A1:(苦笑) えー・・・ 父と母、つまり両親の小言だね。入隊前は『軍隊に行くのはいい、だがイラクには行くな』 向こうに行ってからも何かと言うと心配して電話をかけてきて・・・それに応対してる間が一番つらかったよw ※注)本当にそうだったのでしょうか? ここで、僕の質問の直前、他の方が行った質問【Q:イラクでは実際に敵との交戦状態に陥ったことはありますか?】に対する非常にハードな内容の 回答を提示させて下さい。 ■「A:ノーでもあるし、イエスでもある。 我々は実際にボディカウントを行うような任務についていたわけではない。 例えばこれは●●●での話だが、 僕らは市街地でウガンダ人の民間警備要員と行動を共にしていた。彼らが敵と交戦するのを『聞いた』こともある(建物の背後にいたので直接戦闘を目視することはなかった)。 DShK重機関銃の発射音が聞こえたよ。『ドコドコドコドコドコ』ってね またある時は、陸軍の新兵が簡易地雷に引っ掛って吹っ飛んだこともある。 悲しいという感情もあるにはあったが、それよりも味方がミスをしたのが悪い、馬鹿な事をしたものだ、何をやっているんだという気 持ちの方が強かった。 経験の浅い新兵は道に落ちているモノにすぐ触る。 人の目を引くつい触ってしまう物に、敵は爆弾を仕掛けている。 そうした簡易爆弾の威 力はえてして小さい。 が、手首くらいは軽く吹き飛んでしまうんだ。 それで死ぬこともある。 他には、ハンヴィーに乗って移動中、建物から射撃を受け、撃ち返さざるをえない局面もあった。」 正直「最もストレスに感じたのは御両親の電話」というのは恐らく模範解答の一種に思えます。 因みに爆弾による被害の下りではかなり感情のこもった話しぶりになっていたように感じました。 続きはまた後日。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2012年06月13日 14時25分33秒
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