エンニオ・モリコーネ
映画や音楽などのコンテンツを配信しているサイトでエンニオ・モリコーネのコンサートライブを見つけた。大好きな曲ばかりだったので、さきほどまで見ていたんだけどPCの音量、音質ではどうにも物足りなくて、DVDを物色したところアマゾンでは再入荷の見込みがないため、取り扱い停止中とのこと。そこで輸入版。 リージョンコードはめんどうだけど、なんとかなる。「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ」のデボラのテーマから始まってシメは「死刑台のメロディ」。もちろん、「ニューシネマパラダイス」もある。ちなみにデボラのテーマは、元総理大臣のお気に入りだそうで総理セレクションCDに入っているそうです。個人的にうれしかったのは「続・夕陽のガンマン The Good, the Bad and the Ugly 」からは、メインの曲ではなく、L'estasi Dell'oro (The Ecstasy of Gold)という曲が演奏されていたこと。この曲と、この曲がつかわれているシーンが、個人的にもう最高。さきほどこのコンテンツを見つけたときは「でも、どうせのあの曲は入ってないだろうなぁ」「やるなら有名なメインの曲だろう」「あの曲の方がいいとおもってるのは自分くらいだろうし」とおもっていただけに感激。つい、この日記に。この、L'estasi Dell'oro (The Ecstasy of Gold)が流れるシーンは物語の終盤、大金が埋蔵されている土地へついにたどり着き、広大な墓地を走り回って墓碑銘を探すのを、動的にカメラが追いかける独特のものなんですけど後日知った話では、監督のセルジオ・レオーネが、黒澤明の映画のカメラの使い方を大いに参考にしたとのこと。最近、このシーンを見るたび、曲を聞くたびこの映画をアジアでリメイクできないものかと思ってしまう。舞台は、やはり広くないとだめなので、中国大陸で。時代は、銃がないと様にならないので、20世紀に入ってからになるかな。関東軍あたりの埋蔵金をめぐって、日本や中国や韓国のはみ出し者が暴れまわる。いいとおもうんだけど。