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カテゴリ:アメリカ・カナダ
そう言えば先週末、トライアスロンチームの仲間が所有する湖畔の別荘に招待され、チームのメンバー10数人が「トレーニング合宿」と称し、道具一式持って2泊ほどしてきたのだが、これが10数人が泊まれるくらいだから、ロッジ並みに広い!本人が株式のブローカーと聞き裕福だろうとは想像したが、父親は著名な外科医だったらしく、半世紀も前にこの辺に広大な別荘地を購入しフィンランド人の設計でこの広い別荘を建てさせたという。同じ湖畔にはシュワルツェネッガーほか有名人が別荘を持っているらしいが、そんじょそこらの小金持ちとは違う。
別荘には本館と別館さらにサウナ棟があり、モーターボートが2台、カヌー、漕艇と何でもある。飛び込み用のデッキから日光浴用のビーチまであり、ほとんどリゾートホテルとして開業できそうな設備だ(笑)。ちなみに本人はポルシェに乗り、スペインから輸入した高級ロードバイク(自転車)に乗っている。日頃とても腰の低いおとなしい男だったので、ここまでの金持ちだとは思わなんだ。 トライアスロン以外にも、競技としての水上スキーをしているそうで、モーターボートのうち1台は水上スキー用に設計された特殊仕様ものであった。トレーニングの合間に彼が運転するモーターボートではだしでの水上スキー(ベアフッティング barefootingというそうだ)に挑戦したが、腕や上体を鍛えるようなトレーニングなどしていないオレはポールにしがみついたまま身体を立てることができず、無残にも時速50キロで水面に叩きつけられたのであった。おかげで今でも首筋が痛い。 ところでこのトレーニング合宿最終日に、彼の運転するボートで湖畔一周を案内してもらったのだが、湖畔には彼の別荘でさえ質素に見えてしまうような豪華別荘が軒を連ねている。別荘本館とボートデッキの間にエレベーターが付いている別荘(階段を使わんかい!)。帆船をそのまま収納できるよう10数メートルの高さの屋根が付いた細長いボートハウスを設けた別荘(自宅に帆船を係留できるのでマリーナなんて不要!)。発電所用の産業用ポンプを建設し、敷地内に巨大な人口滝を作っちゃったリゾートホテルみたいな別荘(電気代にいくら掛かっとんねん!)。しかもこれらはみな別荘であり、夏の間しか使用していないのだ。 チームのメンバーはみんなトライアスロンをやってるくらいだからそこそこ裕福なのだが、それでもこれらの豪華別荘には驚嘆していた。オレも日本でポルシェに乗ってるヤツや別荘持ちを知ってるが、さすがにここまでの金持ちは知らない。つーか、日本じゃ土地が限られてるから、個人でこんな設備を備えた別荘を所有できるような金持ち・暇持ちはほんの一握りだろう。 それにしてもこのチーム仲間なのだが、こんな金持ちとは判らないくらい控えめで穏やかな善人ぶりには感心する。奥さんも飾り気も化粧っ気もない庶民的な普通の人で、富を自慢するそぶりも見せない。これを人間的余裕というのだろうか。こんな出来た人間になれるのなら金持ちになるのも悪くない。あーでもこんな資産を管理したり維持するための苦労を考えたらオレにはとても金持ちをやるのは無理だな。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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