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カテゴリ:たわごと・仕事・愚痴
先日はカヌー修行だったが、明日からカヤック講習を受けに行く。
カヌーというのはパドル(櫂)の先にブレード(水かき)が1つしか付いておらず、パドルを左右に持ち替えて数回ずつ交互に漕ぐが、カヤックというのはパドルの左右両端にブレードが付いているので、パドルを持ち替えずに左右1回ずつ漕ぐようになっている。 また、舟上が前から後ろまでオープンになっているのがカヌーで、自分が乗る場所だけがオープンになっていてそれ以外は水が入らないように舟上が閉じているのがカヤックですね。(カヌーとカヤックの違い→まとめ) ここ数ヶ月のブログを見ると登山だカヌーだカヤックだとオッサンのクセに遊んでばかりいるような印象を与えるが、アウトドア・アドベンチャー・ツアーガイドの仕事を引き受けるに当たって、いずれも学ぶ必要のあるスキルなのである。ガイドをやるような人は学生時代・社会人時代からこういったスポーツを趣味でやっているのがフツウなのであろうが、若い頃はアート系などどちらかというとインドア派の趣味だったワタシは、こんな年になってから若い連中に混じってこんなカナダ人にとっては基本的なスキルを学ぶハメになったわけである。とはいっても遊びでやってるのと何も変わりないんだけど(笑)。 ![]() 仕事を抜きにしても、カナダに住もうと思ったら冬場のスキー/スケートと夏場のカヌー/カヤックはもはや必須のスキルであって、これらが出来ないとこの国に住んでいる意味があまりないと言っても過言ではない。カナダに住んで英語(あるいは仏語)を喋るのと同じように、スキーやカヌーを“喋る”必要があるということだろう。日本に住んだら味噌汁を飲んだり満員の電車に乗るのと同じ感覚だ。カナダ人なら都会暮らしであっても休日は森の中で過ごしているのだ。 正直を言うと、ワタシは日がな屋内でパソコンに向かっていても苦にならないタイプで、満員電車は嫌いだが(笑)、基本的に人工的な環境に抵抗を感じない立派な現代人である。 ただ、文明生活に馴れ過ぎて野性の感覚や身体感覚が鈍ることにはちょっとした危機感がある。まともな人間であればボンヤリではあっても同様の危機感を持っているのではないかと思うが、自然から逸脱すればするほど人類が地球上に存続する可能性は低くなるように思われる。だから、水道も電気もガスもない状況にたまに自分を放り込んでやって、「生きる」という基本的なことを自分たちに思い出させる必要があるとは思っている。 ただ、そんなことを考え実践すればするほど、自分は現代の日本社会にいよいよ適応できない身になって行ってるような気もする(笑)。まあでもそんなことをネットでブログに書いたりFacebookでつぶやいたりしているうちは何とか大丈夫か(笑)。要はカナダ人に見習って文明と自然のバランスの取れた生き方をするということやね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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