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カテゴリ:性・下ネタ
古今東西、誕生日でいちばん人口が多いのは10月5日生まれだそうだ。
オレはそれを聞いて「道理で」と思った。なぜなら、10月5日から9ヵ月ちょっと遡ればちょうど年末年始に当たるからだ。 日本では妊娠期間が10ヶ月だと思っている人が多いが、それは「数え月」の場合である。数え年ではゼロ歳がなく生まれたらいきなり1歳になる。だから満9年間しか生きていなくとも10歳になってしまう。同様に、日本での妊娠期間は受精して最初の月をすでに1ヶ月目と数えるため、実際には満9ヵ月ちょっとの妊娠期間を日本では「十月十日(とつきとおか)」と呼んだりするわけだ。 この「数え」の習慣がない欧米では妊娠期間は9ヶ月ちょいということになっている。受精した瞬間が起点すなわちゼロであるから、出産予定日は満で数えれば9ヵ月とちょっと後である。だから、年末年始に交接し妊娠した結果としての子供は10月第1週に産まれてくる。 オレがどうして「道理で!」と納得したかはもうお解かりかとは思うが、要するに、年末年始の浮かれ気分の時にイケイケで後先をあんまり考えずに交接した夫婦(あるいは男女)の産物が、10月第1週のベビー・ラッシュとなっているということである。 精神分析やサイコセラピーの一派には、人格形成上の核となるものを子供時代の体験どころか、親の交接の瞬間にまで遡って分析する連中がいる。ある人間の人格形成に「どんな経験を重ねながら成長したか」が大きく結びつくというのは誰でも納得できると思うが、親がどんな状況下で交接してその人間の受精卵が胎内に身ごもられたかというところにまで想いを馳せる人はあんまりいないと思う(笑)。しかし、オレは個人的にはその点が意外に重要なのではないかと思っている。 そりゃそうだろう、たとえば最初からやる気マンマンで作られた第一子と、倦怠期になんとなく惰性でやったらデキちゃった予定外の末子とでは、育て方はもちろん、胎内にいた頃からその扱いが違ったはずだ。第一子が生まれる前から胎教だとかいってクラシック音楽なんかを聴かされ細心の注意を以って扱われた一方、予定外の末子の時には母親も緊張感が薄れて胎児をぞんざいに扱い、妊娠期間中にもチラっと酒を飲んじゃったりタバコを吸っちゃったりしたかも知れない。それが子供の人格に影響を与えないはずがないではないか。 生まれた季節に話を絞ったとしても同様だ。梅雨の最中に終日家の中でやることがなくてヒマつぶしに交接した結果生まれた3月下旬~4月上旬生まれの連中はきっと生まれた後もそれなりの扱いしか受けなかったかも知れないし(笑)、夏真っ盛りの8月に両親がドロドロの汗まみれで作った5月生まれの子供の姿には親も暗鬱な交接の記憶がどうしても重なり(笑)、我が子ながらなんとなく忌まわしく感じてしまうかも知れない。 四六時中ヤっている男女なら話は別だが(笑)、日頃それを意識していなかったとしても、9ヶ月と数日前の記憶を遡ればその子供がいつどういう状況下で自分らが交接した時の産物であるかはある程度イメージできると思う。そして、それは生まれてくる子供に我知らずに反映されているに違いない。そして言うまでもなく、両親が本当に愛し合って満足のいく交接をした末に受胎し生まれてくる子供の方が、やりたくもないのに一方的にヤられてデキてしまった子供よりも愛情豊かに育てられるであろうことは容易に想像がつく。 交接は子作りだけを目的にやるとは限らないということは重々承知しているが(笑)、こういった因果を考えると、避妊せずに交接する場合にはせめて9ヵ月後に想いを馳せながら行為に及ぶべきだとオレは思う。つーか逆に、9ヵ月後に想いを馳せていたら交接に没入できないような場合には、避妊するのが無難であろう。 なお、誕生日でいちばん人口が少ないのは5月22日生まれだそうだ。8月半ばの夏休みの真っただ中、野外活動に忙しくて男女ともソレどころじゃないってところか。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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