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テーマ:最近観た映画。(40095)
カテゴリ:幕末
5月7日まで絶賛公開中の松陰先生の映画『獄(ひとや)に咲く花』を見てきました。
(公式サイトはこちら) 張り切って前売り券まで買っておいてなんですが、野山獄中心で恋愛話という感じだったのであんまり期待してなかったのですが、結構良かったです!! 場所は有楽町、朝一番の10時半からの回を見ようと映画館へ。 10時過ぎに館内に入ると・・・予想してたけど、お客さん、少なっ!10人もいないし~ でも映画が始まる頃には40人以上はいましたよ!(数えた!) 原作本 以下、ねたばれあり 松陰先生がアツいです~ 野山獄に入れられてすぐ、精力的にみんなに挨拶する松陰先生。そしてすぐに身分制度を批判したりなんだかんだと政治的主張を始めます。 獄中の松陰先生と言ったら、「それまで荒廃していた獄を、みんなが教えあい学びあうアカデミックな空間にした」イメージで、教育者としての素晴らしさが強調されるエピソードとして有名ですが、それに加えて映画では体制批判の主張を繰り返して獄の責任者に「慎まないと大変なことになりますよ」と注意を受けたりしているのが新鮮でした。 やっぱり松陰先生はこうでなきゃ~! 普段は非常に温和でやさしくてそれぞれのいいところを引き出してあげることができて・・・という理想的教育者なのに、何か起こると突然過激な革命分子になって激烈な主張をして弟子が「それはちょっと過激過ぎない?」と言ったら弟子と絶交する、、そんな極端なところが魅力です。 映画では弟子が自分の過激な意見に賛成しなかった為、壁に額を打ち付けて流血沙汰になっていました~ ただ、歴史の流れを全然知らないで見ると少々わかりにくいのかも・・・? ほとんど獄の中で話が進んでいる為、時流とのリンクが。 でも野山獄に最初に入れられて出た後、松下村塾を開くわけですが、その時ちょっとだけ松下村塾のシーンがありました。 そしてその時、昼日中から松陰の意見を過激だとする奴らに襲われて斬られそうになってました!過激すぎてマークされているのが実感として分かってとても良かったです。そして松下村塾の弟子達が駆けつけてくれて、そいつらを追い払いましたよ♪とりあえずその中の誰かが高杉晋作だったのは確実です!(名前呼んでたので!)恐らく、久坂もいたはず。この映画に登場するかどうかは気にしながら見ていたのですが、一応出ていましたv 更に夜中、長井雅楽派の奴らにも狙われましたが、そこに丁度長井雅楽本人が現れて止めてくれて、「あんまり過激なことするな!」と忠告してくれたり・・・と、地味に人間関係を説明してくれたのも良かったです。 しかしそれでも過激な主張を繰り返してしまった為、再度野山獄へ。 映画中では、最後にいよいよ江戸に連行されるとなった時にはもう周りは死罪確定と見て今生の別れを惜しんでいました。勿論、松陰も最初っから「私の意見(老中暗殺?)を表明する機会を与えられてありがたい!」と全部暴露する気満々であった為です。松陰自身が既に死罪覚悟で江戸へ向かう・・・という設定でした。 吉田松陰 時世の句 身はたとひ 武蔵の野辺に 朽ちぬとも 留め置かまし 大和魂 ちなみに映画では江戸に立つ直前の夜、松陰先生は高須久と結ばれました・・と、風景によって表現されていました。 やっぱ「松陰先生=ピュア」が刷り込まれているので(笑)、丁度良かったかな。 正直恋愛話はいらんと思っているのですけど^^、この映画の松陰と高須久はかなりいい感じだったと思ってます! この映画の監督は『長州ファイブ』も作った監督。 次回作は是非、晋作で!!!(笑) 激動の幕末を生きた著名人が残した名言や辞世の句を蒔絵シールにしました!言霊蒔絵シール「吉田松陰」 [山口]吉田松陰 キューピー根付 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2010年05月04日 22時59分04秒
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