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カテゴリ:研究について
今日は気分を変えて
民俗音楽,フォルクローレ,考古学 ネウマ譜だけの話では、堅苦しいのでは無いですか? 今日はちょっと砕け散ってみたいと思います。 ここ数日無理をしてしまい、ダウンしてしまいました。 私の考古学研究の原点、人類学者のトール・ハイエルダール(ヘイエルダール)博士が執筆された「コンチキ号漂流記」を小学校二年生の時に読んで、私はインカ文明に興味を持ちました。そのまま考古学、民族学、民俗学などに興味を覚えて現在に至っています。 インカ文明には、皆様もご存じの様に多くの有名な曲があります。日本でも世界中でも愛されて居る曲が多いと思います。 「コンドルは飛んで行く」 「花祭り」 「太陽の乙女たち」 「コージャ族のお祭り」 「灰色の瞳」 考古学的に、インカの音楽で使われているケーナ(ケーニャ)は、コンドルの骨や、人間の大腿骨から作られたケーナも発掘されています。 伝説では、ケーナは或る貴族のお姫様で、兵士と恋仲になったと言われています。 それを知った姫の父の貴族が、彼を遠い戦場に送り、長い戦いの後に彼が帰国すると、最愛のケーナ姫は病気で亡くなって居たとの事です。 インカは20世紀まで、死者をミイラにする習慣が残っていました。 ケーナ姫もミイラに既になっていたそうです。墓場に出向き(これはおかしい!ミイラは家の中で保存し、生きて居る家族同様に扱われています。)、墓場で彼は嘆き悲しんでいたそうです。 風が吹くと、懐かしいケーナ姫の歌声が・・・。涙目で探し回ると、姫の大腿骨が地表に現れていたそうです(これもおかしい!)。彼は思わず、その骨に口を付けて、息を吹き込むと姫の声の様に、綺麗な音が・・・・。これがケーナになった原型と云う事らしいです。 とすると、このケーナ姫は2000年以上も前のお姫様に・・・・。 日本でも、加藤登紀子と長谷川きよしが歌った「灰色の瞳」、一時期流行したので、ご存じの皆様も多いと思います。先ず原曲から・・・・。スライドで映ってるのは、世界遺産「マチュピチュ(老いた峰)」の石造りの神殿や住居遺跡です。ここでは太陽の巫女達がインカ皇帝の衣服やトウモロコシから作る酒をかもしていました。写っている写真の殆どは「ワイナピチュ(若い峰)」で、マチュピチュ側から撮った写真が殆どです。山間を流れている川は「ウル・バンバ河」です。それから、インカ帝国の首都のインカの石組みの写真も映っています。 灰色の瞳(Aquellos ojos Grises=アケージョス・オコス・グリセス) 灰色の瞳 灰色の瞳 加藤登紀子 / 長谷川きよし 灰色の瞳
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Last updated
Oct 9, 2010 05:48:53 PM
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