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テーマ:今日の出来事(292637)
カテゴリ:閑話休題(思い付くままに)
「梅ちゃん先生」って・・・
4月23~28日放送の梅ちゃん先生「ヒポクラテスの乙女たち」で、ようやく女医になるドラマだったんだと気が付きました。 「医聖ヒポクラテス」は紀元前460年頃にギリシャのコス島で生まれた実在の人物で、それまでのギリシャの迷信や呪術的な医療を経験科学的な根拠に基づく医学に発展させた偉大な方です。 話がずれてしまいましたね?梅ちゃん先生は医学専門学校へ入学して、彼女は学士号(大学卒業の学位)を持たない医師になるわけです。 架空の城南女子医学専門学校は・・・きっと私学なので東京女子医学専門学校(現在の東京女子医科大学)か帝国女子医学専門学校(現在の東邦大学医学部)になるのかな?と思っています。 現在は医学士を持った人のみが医師国家試験を受験出来ますが、当時は医学専門学校を出た人にも国家試験の受験資格が認められていました。 そう言えば・・・私が尊敬する漫画家の手塚治虫医学博士も医学士の学位号を持っていません。先生は大阪帝国大学(現在の大阪大学)附属医学専門部を卒業なさって医者になりました。 奈良県立医科大学に電子顕微鏡が導入された際に、その顕微鏡写真を撮れる機器も技術も当時の日本にはなく、その画像をスケッチとして描くのが通常でした。 医学校時代の友人から、このスケッチを描くように頼まれて、手塚先生は県立奈良医科大学に赴く事になります。 先生は電子顕微鏡を自由に使え、その画像のスケッチが出来る当時の日本では唯一の医学研究者になりました。 先生の博士学位取得論文名は、「異形精子細胞における膜構造の電子顕微鏡的研究」(タニシの異形精子細胞の研究)で、実は電子顕微鏡を使った研究の成果を大学が高く評価して授与した博士号だと言われています。 先生の作品「ブラック・ジャック」には多くの医学的な絵が載せられていますが、東大医学部生から「でたらめな絵を描くのはやめたら?」と言われていたそうです。 しかし、本来の先生の専門は外科で博士論文の対象は基礎生物学なので・・・どちらが正しいのか疑問に感じています。 学生の頃に新幹線に乗っていると、多くの人から「手塚先生?」って言われた事が嬉しく懐かしく思い出します。 当時はダブルの背広に、バスク・ベレー帽を被っていましたので、ちょっと見には憧れの手塚先生に似ていた風貌だったのかも知れません。 手塚先生の影響からか?宝塚歌劇のファンになってしまい、最近でこそ観劇しませんが、「リボンの騎士」を思わせるあの雰囲気が好きになっています。 それから、以前住んでいた家の隣の歯医者のお爺ちゃん先生・・・・彼は医学専門学校ではなくて歯学専門学校を出た歯医者さんだったことも思い出し、丁寧な治療だったと懐かしく思い出しました。 「梅ちゃん先生」から話がずれましたが、医学専門学校の話題から昔の懐かしい思い出や手塚先生の事を思い出しました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Apr 24, 2012 11:22:52 AM
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