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テーマ:本日のお勧め(385342)
カテゴリ:つぶやき
ドイツ・グラモフォン(DGG)
ここ数日、調子を崩して臥せっています。 こんな時は、ゆっくりと大好きな音楽を聴ける時間です!! 声楽を個人授業されていた私は、高校生の頃からバロック期のバッハを飛び越えて、ルネッサンス期も潜り抜けて、四線譜の楽譜で書かれたグレゴリオ聖歌に取り憑かれてしまいました。 そしてネウマ譜が書かれている「Liber Usualis Missae et Officii」を手に入れると、完全にネウマ譜に狂いだしてしまったのです。 私が高校生当時の日本でのネウマ譜の権威は、立教大学の皆川達夫教授とエリザベス音楽大学の白鳥教授の両巨頭でした。 皆川達夫教授には数回、手紙でのご指導を戴いた事も有ります。 教授にご迷惑を掛けられない私の強力なネウマ譜研究の手助けとなったのが、下記のレコード会社でした。 後から説明致しますが、私は第一研究部門のレコードを貪るように購入し、また四線譜のネウマ譜が五線譜へと変遷するのを確認する為に、第四研究部門と第九研究部門のレコードも集中的に買い求めていました。 Deutsche Grammophon Archiv Archiv Produktion ウィキペディアより; ドイツ・グラモフォン(Deutsche Grammophon Gesellschaft)は、1898年12月にドイツ・ハノーファーで創設された、世界でもっとも長い歴史を持つクラシック音楽のレコードレーベルである。「イエロー・レーベル」と呼ばれている。 ドイツ・グラモフォンの中の専門レーベルとして、古楽研究者用のレーベルが「アルヒ-フ=Archiv」と呼ばれる12研究部門に分かれる古楽専門レーベルが在ります。 簡単に12研究部門の研究対象音楽をご紹介致します。 私が良く取り上げる「グレゴリオ聖歌」は、第一研究部門全体を占めています。 第四研究部門が「ルネッサンス期」の音楽で、パレストリ-ナなどの音楽家の作品を研究する部門です。 そして第九研究部門が「J.S.Bach」だけの専門分野で、バッハの作品を研究する為に活動しています。ですから第八・第十研究部門がバッハ以外のバロック期音楽研究のレーベルになります。 第十二研究部門は、モーツアルトとその時代の音楽が研究対象になっています。 残念な事に「ベートベン」は新しすぎて、アルヒ-フの研究対象には入っていません。 さて今回、皆様にご案内させて戴くのは、私が良くご案内致す「グレゴリオ聖歌」より、もっとご存じのない時代の音楽を是非とも聴いて戴こうと思います。 時代はフランスのパリのノートルダム大聖堂がまだ建設中の頃の音楽で、ノートルダムを拠点として興った「ノートルダム楽派」です。 記憶が定かでなく、レコードも紛失していますのではっきりと言えませんが、ノートルダム楽派などの研究部門は第二or三研究部門だったように思います。 ノートルダム楽派は「オルガヌム」と呼ばれる初期の複音律旋階(ポリフォニー)を発展させた音楽史上重要な楽派で、私の好きな曲も多くあります。それから云えば「第二研究部門」でしょうか? ノートルダム楽派を代表する作曲家「レオニウス=Leoninus」の、中世の甘美な響きをお聴き下さい。 単音律(モノフォニー)から複音律(ポリフォニー)へ音楽が発展していく、その最初の甘露な響きです。 いつものように下記のyoutubeのリンクからお聴き下さい。 ↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓ Leoninus, Alfonso Leoninus (1150's-c.1201) Alleluya. Spiritus Sanctus Leoninus: Assumpta est Maria Leoninus (1150's-c.1201) Alleluya Leoninus 'Gaude Maria Virgo'
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Last updated
Jan 19, 2013 09:59:39 AM
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