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カテゴリ:つぶやき
恋人同士??
年末年始と生活リズムが狂って、ダウンしまくりの築城(ちくせい)です。 長女が12月24日に帰省し、長男が28日に帰って来ました。 昼間は勿論、夜型の研究者(普通は夜型が殆ど)の長男に付き合うと、朝方(深夜に起きる)私は完全な睡眠不足と生活リズム不調に・・・。 嫁はんも1月6日に二人が大学と研究所へ戻って始めて睡眠不足から解放されたようです。 さて、長男と彼女(大学院生)の会話を聞いていると・・・結婚しようと云う恋人同士の話だと嫁はんには思えないとの事。 直ぐに自分たちの研究に関する話ばかり・・・さも四年前に書いた私の長編小説の主人公:無線工学研究者の亀山築城(私のHNは彼の名前を拝借)と、韓国の大学院生(専攻;考古学):楊 賢京(ヨウ キョンキュン)の二人が織り成すシーンに観えてしまいます。 ここに来られていらっしゃる方で 読者の方たちは「あっ!あの場面!」と思われるでしょうが・・・。 私の小説のその場面を下記に・・・。 第一巻より 一章 遭遇(現代の屋島にて) そのグループの一人の女性が、僕の直ぐ近くで飛び回る鳶の鳴き声に反応し、鳶の姿を見上げてその場から立ち止まったまま動けなくなってしまった。 大空を見上げている頭から腰まで届く真っ直ぐに長い黒髪が、山腹から吹き上げる風に揺れている。 妙に僕が先程まで見ていた幻想と、同じ感覚を彼女が感じているように思って、僕は吸い寄せられる様に彼女に近寄って行った。 八章 ルーツ (現在 それから) 「ほら、あそこに城門が在って、石塁の上に土塁が在ったはずだから、城門の高さは、大体これぐらいの高さになると思うけれど。あっ!あの赤とんぼが飛んでいる高さになるかな?賢京さんはどう思う?」 微笑みながら、賢京さんは、 「そうね、足し算していったら・・そのくらいかしら。」 端から見ても、僕たちは立派な恋人同士に見えているだろう。 でも、佇んでいる場所が、屋嶋ノ城の城門跡遺跡で、僕らが遺跡構造の話をしているのでは、僕らを見ている人達は色気のない二人だと思っているのではと感じた。 第二巻 四章 再会: 僕は手にしたCD-Rを賢京さんに手渡して、 「今回の一番のお土産になったら嬉しいのだけど・・・。」 首を傾げながら受け取る賢京さん。 「これは何のデータですか?」 とても気になる様子で、僕に聞いて来る彼女。 「パソコンで見て下さい。」 僕がそう言うと、賢京さんは早速パソコンにデータを読み込ませ始めます。 「これは!」 ディスプレイに映った最初の画面を見て、驚きに満ちながら喜びを隠しきれずに振り返る賢京さん。 「本当に?」 「これはあの金田ノ城のデータですか?」 僕は頷いて、 「城郭の縄張りなどは、実際にレーザー距離計で実測しています。」 「そして、全体的な配置はこれまでの発掘データを使わせて貰っています。」 「これらのデータを僕には韓国語に翻訳出来ないので、日本語の調査データそのままですが如何ですか?」 僕が説明している間も、パソコンのディスプレイから目を離さない賢京さん。 「分かり易くデータを纏めて下さって、このまま研究発表が出来るくらいですね!」 彼女にそう言って貰いたくって、頑張ったデータ作成。 長男たちは専門分野が考古学ではなくて物理学ですが、話の雰囲気は上記の様な感じです。 私には或る意味で微笑ましいのですが、嫁はんには恋人同士だと理解出来ないらしいです。 皆様は如何思われますか? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Jan 8, 2014 12:23:01 PM
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