神様からの預り子

先日の勤務日。
特別養護老人ホームでのことです。。。

その日のお昼ご飯に
炊き込みご飯が出たのですが、
これがとっても好評でして、
ほとんどの方が完食されました。

その中の一人に
病的に寂しがられるHさんがおられました。

相手をしてくれる人がいなくなると、
雄叫びをあげたり、
周囲の方に暴言を吐き続けたりされる。。。

わがままな方です。

そのHさんが、
昼食後にいちゃもんをつけ始められまして。。。

それは相当に眠たくなってきた証拠なので、
お昼寝をして頂き、
私は昼休憩に入ったのです。

そして休憩から戻ったら、
ウルトラ超ハイパー級にショートスリーパーな
Hさんはものの10分ほどで
起きて来られたそうで、

休憩から戻ってきた私をロックオー－－ン！

そして、
今にも落ちてしまいそうなほどに
その目をむいたHさんが
私に言い放ったのです。。。

H「あれほどあった炊き込みご飯を
　 あんた独りで食べるとはなッ！」

私「え？私は食べてませんよ」

H「何を言うか！
　　あれほどのご飯を全部食べてしまうなんて！！」

私「私はお弁当を持ってきたので、
　　炊き込みご飯は食べてないんですよ」

H「全部ひとりで食べておいて、よう言わんわー！」って。。。

美味しかったんでしょうね。
美味しかったんですよ。

「美味しいわー♪」って
その口で言うてましたし！

その炊き込みご飯が、

思い出しても、
美味しかった炊き込みご飯が、

もう目の前にはないことへの絶望感を

アラ還介護士が
密かに独りで食べてしまったことと、
辻褄を合わせて、

容赦なく怒り続けることで
気持ちを昇華させようとされたのでしょうが。。。

理不尽にもほどがありますわ！！！


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