億を感じて！

私の娘の長女は偏頭痛持ちで、小学校の低学年では保健室登校をしていました

私はなんとかしたい気持ちから

仕事を遅刻してでも長女と手をつないで学校へ送ったりしました

保健室の先生が無理をさせなかったので高学年の頃にはなんとか立ち直りかけていました

しかし中学に入ると担任の先生から夢遊病のように学校内を徘徊して困るので

学校にはこないで家にいさせるようにと通達を受けてしまいました

長女は家に居たり、学校へ行ったりでした

私はもう仕事も変わっていて、安易に遅刻や欠勤などは出来なかったので

何もしてあげることが出来ないでい悩んでいたんです

そんな心配をよそに長女は

同じ中学の１つ上の先輩の峰尾（仮名）くんと出会い、そして付き合いを始めました

ちょっとみない間に明るさを取り戻していました

いつも遊んでいるときは峰尾くんのチャリの後ろに長女が乗って、

あと他の男友達がいて３人で走り回っていたのを何度も見ました

やがて峰尾くんは卒業しましたが付き合いは続き

長女もしっかり高校受験を頑張って合格しました

その高校は私が中退した高校だったので長女には私の分も頑張って卒業して欲しいと


そして長女はしっかり卒業してくれました


今はショップの店員さんをしていて帰ってくるのが夜の１０時を過ぎることも多々あります

そんな長女が昨年の１１月に母親に殴られたと言って我が家に逃げてきたのです


峰尾くんも一緒でしたが・・・


それで２週間が過ぎた頃、「これからどうするの」と話ましたところ

峰尾くんと部屋を借りて一緒に生活したいということでした

私は賛成しました

長女は酒癖悪い母親の暴力を前に受けたことがあって

次に暴力を受けたら家を出ると聞いていたからです


その数日後に何軒か不動産屋に紹介された物件を見に行きました

そして私の家からも近い物件に決めたみたいでした


その後長女に「保証人になって欲しい」と言われてなんだか妙に嬉しかったです


そして翌月の１２月には「今度鍋パーティーをやるから嫁さんと２人で来てね」

ってメールをくれました

しかし今日朝９時長女からのメールで「峰尾くんとは別れました」


理由はわかりませんが、長女が考えて決めたことなので仕方ないことだと思いました

引っ越し祝いにポットにトースターを贈ったので

余りにも短かったから申し訳なさそうな感じを持ったんでしょうね

理由も聞くこともせず

「パパは長女にも峰尾くんにも幸せになって欲しいと思っているよ」

ってメールを送ったら

「私も峰尾くんにも幸せになって欲しいと思っているよ」と返事が返ってきました

長女がそう思っていることにホッとしました

昼過ぎに嫁さんにメールで報告をしたのですが 結婚する前で良かったんじゃないかって


どん底から救ってくれた峰尾くんには心から感謝しています

結婚となると話は別なんですね

いっぱい思い出を作ってくれて本当にありがとう


ｂｙ　拡大馬券師