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おはようございます、紙太材木店の田原です。35度を越える日が普通になってしまいましたから家の中にいても熱中症になる可能性があります。扇風機よりもエアコンがお勧めですがエアコンの冷風の嫌いな方は温度を少し高めにしてみてはどうでしょう。昨日は水曜定休でお休みいろいろ調べ物をしていたのですが先日お話した気管支喘息の調査平成18年度版でしたが探していたら21年度版がありました。厚生労働科学研究情報 平成21年度版 公開(2010/9/6)簡単にまとめると調査した人数は幼稚園児 47.291名小学校1.2年生 44.110名中学校2.3年生 49.898名高校2.3年生 55.456名気管支喘息生涯有症率(ひゅーひゅー、ゼイゼイという喘息特有の症状が過去に1度でもあった)それぞれ幼稚園児33.2%小学生 32.9%中学生 23.1%高校生 21.7%過去12ヶ月の期間有症率(過去12ヶ月でひゅーひゅー、ゼイゼイという喘息特有の症状があった)それぞれ幼稚園児19.9%小学生 13.6%中学生 9.6%高校生 8.3%成人(20歳~44歳)では(45.208名調査)期間有症率 12.3%現在の喘息有病率 7.7%気管支喘息の有症者は全国調査で1000万人以上国際的に比較すると先進国としても高い日本では家を建築する側に換気という意識はほとんどありません。法律で24時間換気扇を設置しなさいとあるので最低の壁掛け換気扇を付けるだけです。実際に換気してるかどうかは国も設計者も施工者もそこに住む人もだれも気にかけていません。(完了検査の時に換気してるかどうかの検査もありません)壁掛けの24時間換気扇が換気してるかどうか窓を閉めて、給気口の前でティッシュがひらひらするか確認してみて下さい。カビやダニといったハウスダストはアレルゲンですから喘息の要因になります。人が住めば空気質は汚れていきますだから、速やかにその汚れた空気を外に出す必要があるのです。荒壁の家でしたら換気など考える必要はありませんでした。日本で今作られる住宅は全てかつての土(荒壁)でできていた頃とはまったく違って、それらの家に比べれば高い気密、高い断熱になっています。だから、きちんとした換気がどの家も必要です。何故、こんなに沢山の人が喘息なのか私が子供のころ幼稚園から中学生まで同級生で喘息という子は一人もいませんでした。住んでる家の環境は劇的に変わっています。アルミサッシの家はほとんどなくたいていガラスの戸でしたが、大気汚染は逆にいまよりひどかったように思います。自分が毎日吸う空気その空気の質はとても大事です自然素材も大切ですがそれだけでは空気の質はよくなりません。あなたがそこにいる限りそこの空気は汚れ続けていきます換気しかありませんがこんなに暑いときに窓を開けて換気とても寒い冬に窓を開けて換気そんな人はあまりいません。もちろん春や秋といった気持ちのいい季節に窓を全開にして風を通すことはとても大事なこと大いにしなければなりません。でもそれだけではまだ足らないのが今の日本の家です。こんなに沢山の人が喘息で苦しんでいるのですから。それでは皆さん、また明日。