レイモンドの系譜のデザイン
こんばんは紙太材木店の田原です。日が長いのでつい現場に長居してしまうと帰りがこんな時間になってしまいます。今朝は、7時過ぎに事務所を出ましたからなかなか事務仕事がすすみません。ブログは事務仕事ではありませんが机の前に座らなければなりませんから(ipad不調なので・・)こんな時間という次第。さて、先日レーモンドの話をしましたがレーモンドはフランク・ロイド・ライト(日本では帝国ホテルを設計)と共に来日して戦時中の一時期を除き日本で設計事務所を構えました。レイモンド事務所(今でもあります)所員には吉村順三、ジョージナカシマ、増沢洵、前川國男etc一般の方はほとんどご存じないでしょうね、でも、ジョージナカシマぐらいは名前を聞いたことがあるでしょう?コノイドチェアとか建築家としてより家具作家としての方が有名ですね。彼もレイモンド事務所の一員軽妙な語り口の中村好文さんは吉村順三事務所にいましたからレーモンドの孫弟子ということになるでしょうか。いろいろ雑誌をご覧になっている方なら中村さんをご存知だと思いますが、このような系譜の頂点がレイモンド事務所真摯にデザインを考えている設計事務所や工務店にはいまでもとてお大きな影響がありますが最近の住宅デザインの風潮(主に雑誌)にはこの系譜の影響はほとんどありません。イタリア製のキッチンやドア、大理石といったものは出てきますが・・・ですからそのような雑誌を見てもどれも同じようで、見ている人達もどれがどれだか分からなくなってるそんな中で選ばなければならないと考える必要は無いのですからじっくり、ゆっくり時間をかけて探せば必ずめぐりあえるはずレイモンドの系譜やその思想的影響を受けた人達が残っているのですから今の住宅デザインの流れとは一線を画したデザインがあることを何とかお伝えしたくて書きましたが、これを気に興味を持っていただければ幸いです。一般の方は建築を専攻されてるわけではありませんからレイモンドの系譜のデザインやイメージを画像で検索していただきいろいろと見ていただくことからはじめると分かりやすいでしょうね。それでは皆さん次回をお楽しみに。