暖房のいらない家の作り方 東大 前准教授
おはようございます、紙太材木店の田原です。東大の前准教授の講義が急遽土曜日に開かれる事になった。幸い夕方なので何とか時間が取れそうなので夕方は恵那市に行くことになりました。今回は太陽熱と畜熱についての講義前回の講義で質問し忘れていたところがあって木造塾にも来られるのでその時に質問しなければなどと思っていたらこのタイミングでの授業なので大変ありがたい。機会を設けて頂いた金子さんには大いに感謝しなければなりません。内容は太陽熱と畜熱ですが表題は「暖房のいらない家の作り方」つまり自然の太陽の利用(日射を利用します)とその熱を畜熱させて冬の室内の温度を高めるというもの。一例を上げると多くの家には南側に掃出しサッシと言われる人の背丈ほどの床まで届くサッシが取り付けられていてこのサッシの手前の室内側には冬にも日差しが入って床を暖めます。ホシザキ電気夏の日射は困り者ですが冬の日射は大歓迎夏は極力入らないよう、冬は出来るだけたくさんとなるように、庇の出を計算します。この日差しの当る床をフローリングではなくコンクリートやタイルといった比重の大きな畜熱出来る素材で作れば日中はもちろん、陽が沈んでからもそこから放熱する事になり室内の温熱環境は改善される事になります。つまり、暖かい。もちろん家全体となるとその部分だけでは足りませんし他の工夫もしなければなりません。Q値やC値もかなりの数値を出さなければ絵に書いた餅・・となるわけで、普通の次世代省エネ基準程度でこれをやろうとすると???となりますからご注意下さい。PS冷房のいらない家、通風の利用だけでは湿度の高い日本ではちょっと無理ということも覚えておいて下さいね。でも、百年プロジェクトでは機械を使わない湿度管理も可能詳細はお問合せ下さい。