冷房代、幾らまでならOK?
おはようございます、紙太材木店の田原です。ここ数日、大雨が降ったりして朝から随分湿度の高い日が続きました。(26度、80%)今朝は快晴で気温22度、湿度65%と気持ちのいい朝。こんな日が続けば日本の夏も暮らし易いんですけどそれは無い物ねだりとは言いながら日本の夏の除湿冬の加湿は必須事項つまり住宅内で湿度をコントロールできると暮らしやすさはかなり向上します。もちろんできるだけエネルギー(お金)を使わない方法で日本の住宅の室内環境向上のトレンドは湿度管理(既に温度ではありません)ところが換気が義務付けられていますからいくら除湿あるいは加湿をしても換気されれば元の木阿弥ということで湿度管理は換気とセットということになります。夏に室内を換気すると外の湿度80%を越える空気が入ってきますからせっかく除湿して湿度を60%にしてもすぐに元に戻ってしまいます。(もっともこれは換気のせいばかりでなく 家の隙間がたくさんあるからという理由もあります。)そこで出てきたのが以前も紹介したデシカ換気時に水蒸気も交換してしまう優れものですが値段が高いのとでかいのとランニングコストが高くてまだ一般的ではありません。換気をしながら湿度を60%程度に抑えられれば室温30度でも空気のエンタルピーは室温28度、湿度70%と同じ。これは温度を2度下げるのと湿度を10%下げるのは同じ効果があることを示しています。(つまり10%加湿すると暖かく感じる)これからの住宅では風量自動の弱運転の冷房で家中どれだけ涼しく、同時にどれだけ電気代がかからないかが問題1台のエアコンで土日祭日の終日平日の夕方から翌朝まで冷房をつけたままにしてその電気代がいくらまでなら許容されるかもちろん家中が同じ温度と湿度でということです。2000円?3000円?あなたなら幾らまでならOKでしょう?実現するためには断熱だけでなく防湿や日射の遮蔽も含めた住宅本来の基本的な性能が高くないと暮らし易い家にはなりません。