白川郷、萩地区の建物
おはようございます、紙太材木店の田原です。昨日から白川郷と高山同じ岐阜なんですが実は白川郷は初訪問世界遺産なのに行ったことがないのは-----,ということで萩地区を散策していても目が行くのは建物ということになります。合掌造りに代表される茅葺きの建物と緩い屋根勾配の切り妻の建物に分かれます。興味を惹かれるのは切り妻の建物特徴は緩い屋根勾配、2階の階高が一階よりも低く安定した構えになっていること、軒側の幅に対して妻側の奥行きがあって平面的に見れば長方形というよりも方形に近い形これは全体的に家の大きさが45t坪以上と今の一般的な家よりサイズが大きいからそのため家の外観は非常に安定して見える。外壁は板張りと漆喰仕上げの真壁積雪が2mを超えることもありますから1階は妻側、軒側共に板張りは全て共通しています。2階については真壁のままの家と板壁に分かれます。全て板壁は積雪対策板壁ばかりは少し思い感じがしますが、漆喰壁が入るとバランスの取れたいい外観になります。機能性や合理性に裏打ちされた建築だからこその美しいさがそこにあります。デザインを狙った美しさにはどこか虚飾感が見え隠れするもの、年齢を積み重ねるにつれそのことが敏感に感じられます。飽きのこない建物デザインのヒントがそこにはありました。