薪ストーブ ドブレとアグニ
おはようございます、紙太材木店の田原です。三連休の最終日いかがお過ごしでしょうか?台風が近づいてますから行楽気分には程遠いのが実情かもしれません。実は今日は亡き父の法事数日前からどうしよう、などと家人と相談してましたが「運が良かった父」という根拠のない一言で強行することになりました。平穏無事に終わってくれることを願うばかりであります。さて、可児市の古い農家の改装現場耐震補強の基礎工事も出来上がり丹羽大工さん親子が汗を流しています。お風呂もトイレも新しくなりますから仮設のものも設置してあります。一週間ほどでしたらスーパー銭湯なんて手もありますが工事には3ヶ月近くかかりますから工事中の生活の質はどうしても低下してしまいます。アパートにお引越しをお願いする場合もありますが出来るだけお客様には経済的な負担を軽くしてあげたいのと同時に工事中の生活も一定水準を維持したい。工事の規模や内容、お客様の年齢や生活スタイルなど個々のお客様に合わせて検討しなければなりません。ところで、今回のリノベーション工事にも薪ストーブを使います。前回の折立の家でも薪ストーブを使いましたがその時の薪ストーブはベルギー製のドブレ760株式会社メトス HPより最高出力は13.0kW(11,180kcal/h)ですから暖房能力の目安は54~129m2 (33~78畳)断熱性の条件により違いますが気密と断熱をセオリー通りしてありますからこの一台で家中暖かくなります。(40坪ありますけど)1階の脱衣室にも暖かい空気を送り込む工夫がしてありますから寒くなるのが楽しみな家です。今回の西帷子の家ではご主人が探されたアグニ株式会社岡本 HPよりこれも最高出力は11,520kcal/hですからドブレと同じ能力があります。このストーブの特徴は針葉樹も燃やせることと日本製であること、それにクリーンバーンと触媒のハイブリッド燃焼形式じつはお隣の関市で作っているんですね。創業が永禄3年(西暦1560年)という鋳物屋さんが作ってます。古い民家のリノベーションをする場合常に考えなければならないのは温熱環境つまり暖房器具に何を使うか。断熱材や気密度合い、サッシの性能、伝統的な和のデザインなど様々な項目を検討し温熱環境を改善しなければなりません。再生したけど昔のままの寒い家では喜びも半減してしまいます。お寺の本堂のような家でも大容量の出力の暖房機を使えば暖かくなりますが燃費も相当なものになってしまいます。その点、薪ストーブであればどんなスカスカ住宅でもそこそこ暖かくなります。でもこれははっきり言えば趣味の世界誰でもお使いになれるものではありません。薪集めが趣味薪割りが楽しい斧に興味があるチェーンソーが好き etc・・ワイルドな生活スタイルが苦にならない人向けの暖房機一般の方全てには当てはまりません。でも薪がふんだんに手に入る環境の方は一度試してみてもいいかもしれません。特にアグニは針葉樹つまり建築の端材でも燃やせますからより多くの人に薪ストーブをグッと身近にしてくれました。来月末には完成予定ですから設置したらまたご報告しますね、暖かいですよ~もちろんあなたの家にも取り付けできますよ(^_^)