「燃費半分の家」 枕詞が抜けてます
おはようございます、紙太材木店の田原です。あと数日で4月ようやく暖かくなってきましたが朝晩の暖房器具はまだ手放せません。もちろん事務所のマキコも朝は必ず働いてもらってます、今朝は6度の美濃地方です。さて、新住協から来月本が出ます。「燃費半分で暮らす家」「燃費半分で暮らす家」題だけ見ると冷暖房費が今の半分になるのかなという程度にしか考えられませんね。でも、お読みいただくとわかりますが今の生活はリビングあるいはダイニングに冷暖房器具がありまた寝室やお子さんの部屋にもそれぞれあって個々の部屋で人がいる時、いる時間だけ冷暖房するというもの。(寝るときはOFFにします)しかし、この「燃費半分の家」は家中冷暖房してつまり24時間、お風呂も脱衣室もトイレも玄関もLDKも廊下も寝室も子供室も全て冷暖房して今までの冷暖房費の半分という意味です(^_^)詳細はこちら世の中にはいろんな工法が溢れてます。外断熱○○工法だから暖かい羊毛、セルローズ、フェノバボードetcどんな断熱材を使っていただいてもいいですしどんな工法でもいいんですが、断熱材の性能は断熱性で表されます。熱貫流率あるいは熱抵抗値です。床、壁、天井の断熱材の熱貫流率は数値としてどれだけなのか?サッシの熱貫流率はどれだけ?換気装置の熱交換率は?家の隙間はどれくらいか?これだけわかればその家の燃費がわかります。家中冷暖房したとき今までの半分の燃費で暮らせるのか今までと同じかあるいはいままで以上にかかるのか今まで以上にかかる?そんなことあるはずないねと思ってるあなた今までは人がいる時、いる時間だけ使っていたのがこれからは全室冷暖房つまりトイレもお風呂も廊下も脱衣室もということですから平成25年の省エネ基準程度では全室冷暖房しようとするとなんと、冷暖房費は増えます。どれくらい増えるか?24時間、全室冷暖房すると今までの2倍です。2倍!?このレベル(平成25年、省エネ基準)程度の家では誰も、全室冷暖房なんてしないでしょうね。でもいま建築中の多くの家では恐らくLDKは一体で今までの家よりその面積は広くまた、リビング階段や吹き抜けがあったりして空間もより広くなってますがそこに住む人の意識は当然、どの部屋でもそこそこ暖かいはず!今までの寒さはさようならのはずですが・・・・・・実際の暖房費がいくらかかるのか気になるところですが到底、全室冷暖房は無理お風呂や脱衣室、トイレの寒さはそのままですからヒートショックはなかなか減って行くことはないでしょう。ということでこの新住協の「燃費半分の家」全室冷暖房してという枕詞がついてのお話4月1日から全国の書店に並びます。一般の方向けにわかり易く書いてありますから暑さ寒さにストレの無い家に住みたい方はご一読をお勧めします。